神河町新野(かみかわちょうにいの)
現在、新旧11機の水車が動いている。精米が行われている水車小屋で、「新野水車の会」の生田良昭さんに話を伺った。この日は午後から日暮れまで、町役場の小林ひでかずさんが、新野から峰山高原、そして砥峰高原へと案内してくださった。
砥峰高原(とのみねこうげん)
約90haにもおよぶ、すすきの大草原が広がるとのみね高原。かつて、たたら製鉄の原料となる砂鉄を採取するため行った「鉄穴(かんな)流し」による起伏に富んだ地形一帯に、銀色の穂が波打っている。明治初期には軍馬の放牧場計画があり、馬が逃げないようにつくられた土塁(どるい)が、計画頓挫後の今になって山焼きの防火帯として活用されるようになったと、「とのみね自然交流館」管理人の草壁利光さんが教えてくださった。
関西電力大河内(おおこうち)発電所
関西電力4つ目の揚水発電所として、1992年に1号機が運転開始。全4機のうちの2機が「可変速揚水発電システム」を採用。時々刻々変化する電気使用量と発電出力とのバランスが崩れると、電気の周波数が変化してしまう。周波数を一定に保つことは「電気の品質」にとって重要だが、従来の揚水発電所ではこの調整ができなかった。可変速揚水発電システムは、「弁」の開閉と、ポンプ水車の回転速度を変化させることで、揚水電力が小刻みに早く調整でき、夜間の周波数の精度向上を図るよう開発されたシステムだ。
関西電力山崎伝統園芸植物研究所
花変わり・葉変わりなど植物の「芸」が尊ばれた江戸時代──江戸の美意識と教養、それを支える職人の技によって生み出された「伝統園芸植物」の生体を収集・保存している日本唯一の研究所。