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工業、商業および農業分野で排出(はいしゅつ)された木材や作物の残がい、都市から排出された有機廃棄物(ゆうきはいきぶつ)、動物のふん、エネルギー資源としての目的で栽培された穀物や糖質類(とうしつるい)を利用したエネルギーのこと。
バイオマスエネルギーは二酸化炭素〔CO2〕の発生が少ない自然エネルギーであり、
化石燃料(かせきねんりょう)に代わるエネルギー源として期待されています。

空気中の熱を集めて、ものを暖めたり、冷やしたりするしくみのこと。給湯機(きゅうとうき)や冷蔵庫(れいぞうこ)、エアコンなどに活用されています。
ヒートポンプは、空気中の熱を利用するため省エネ効果があり、地球温暖化防止にも役立ちます。

ヒートポンプについて詳しくはこちら↓
http://www.denka-life.com/bath/ecocute/shikumi.html
江戸時代(1600〜1867年)中期の学者・平賀源内は、1770年に長崎でこわれた起電機(きでんき)を手に入れました。起電機とは、ガラスのビンを回して、銀紙でできたブラシとの間で起きた摩擦(まさつ)による電気を集め、ライデンビンにためて電気の実験をするための装置(そうち)のことです。江戸時代、日本は鎖国(さこく)といって外国との付き合いを制限していたので、この装置を手に入れた源内は、この装置のことを紹介した本を頼りに数年がかりで修理し、1776年に復元し「エレキテル」と名付けました。
源内は復元したエレキテルを『体の悪いところを治す医療(いりょう)のためのもの』として宣伝しましたが、人々の間では発電の見せ物として話題になりました。源内がつくったエレキテルは現在も博物館に保存されており、国の重要文化財にも指定されています。

ボルタが電池を発明したことで電気の流れ〔電流〕が研究されるようになり、1820年には電流の回りに磁場(じば)ができること〔電流の磁気作用〕が発見されました。ファラデーはこの電流の磁気作用(じきさよう)のことを知り、電流が磁気をつくるのであれば、反対に磁気から電流がつくれるのではないかと考えました。
1831年、電線を巻いた1対のコイルの片方に電気を流すと、もう一方のコイルに電気が流れること、また磁石(じしゃく)をコイルに近づけたり遠ざけたりすると、コイルに電気が起こることを発見しました。これは、磁石のN極からS極に向かう磁力線(じりょくせん)を横切る形で導線(どうせん)を動かすと導線に電気が起こる現象で、「電磁誘導(でんじゆうどう)の法則」といいます。
ファラデーはそれまで実験に用いられていた機械を組みかえ、2つの磁石の間を金属の円盤(えんばん)を回転させ、続けて電流を取り出す装置(そうち)を考え出しました。この装置により、私たちは機械の力を電気の力に変えて利用することができるようになったのです。
ファラデーが発見した電磁誘導の法則は、発電機(はつでんき)をはじめモーター、電話機、マイクロフォン、スピーカーなど、現在、私たちの回りにあるさまざまな機器に応用され活躍しています。

風の力で風車を回し、その回転運動を発電機(はつでんき)に伝えて発電するシステム。発電する時に、地球温暖化の原因となる二酸化炭素〔CO2〕を排出(はいしゅつ)しません。
一方で、発電コストが高い、風が止めば発電できず自然条件に左右される等の課題もあります。

原子力発電所で使い終わった燃料(ねんりょう)から取り出したプルトニウムを、ウランと混合してMOX燃料(もっくすねんりょう)に加工し、その燃料を原子力発電所の原子炉(げんしろ)〔サーマルリアクター〕で使用して発電すること。
「プルサーマル」の名前は、プルトニウムをサーマルリアクター〔軽水炉(けいすいろ)〕で使用することに由来しています。

超ウラン元素の1つで、天然には極めてわずかしか存在しません。原子力発電所では、燃料(ねんりょう)にふくまれているウラン238が中性子を吸収し、プルトニウム(プルトニウム239)になります。プルトニウムは核分裂(かくぶんれつ)する性質を持ち、核分裂した際に発生するエネルギーを発電に利用しています。
また、原子力発電所で使い終わった燃料の中にふくまれているプルトニウムを取り出し、ウランと混合してMOX燃料(もっくすねんりょう)に加工します。この燃料を原子力発電所の原子炉(げんしろ)で使用して発電することをプルサーマルと呼びます。


エアコンや冷蔵庫の冷却剤(れいきゃくざい)などに使われてきた化学物質。太陽の紫外線(しがいせん)から私たちを守ってくれるオゾン層を破壊(はかい)することがわかり、「オゾン層保護法〔1988年制定〕」や「フロン回収・破壊法(はかいほう)〔2001年制定〕」により、フロン削減(さくげん)の対策が進められています。

放射線の一種。原子核(げんしかく)から放出される電子で、マイナスの電気をおびています。
物質を透過(とうか)する力はアルファ線〔α線〕に比べて強く、アルミニウムなどの薄い金属板で止めることができます。

放射性物質が放射線を出す能力〔放射能〕を表わす単位。1ベクレル〔Bq〕は、1秒間に1個の原子核(げんしかく)がこわれ、放射線を放出する能力を表します。
なお、ベクレルは、フランスの物理学者・アンリ・ベクレルの名にちなんでいます。

電気の使われ方に合わせて、電圧を高めたり低くしたりするところ。
発電所でつくられた電気は、送電時に電力が失われないように、電圧を高めて送られます(最高50万ボルト〔V〕)。この高電圧で送られてくる電気を、お客さまに合った電圧に少しずつ低くしながら工場や家庭などに送ります。
なお、変電所には、送電用変電所(そうでんようへんでんしょ)と配電用変電所(はいでんようへんでんしょ)があります。
送電用変電所では、電圧を27.5万〜50万ボルト〔V〕に高めたり、高めた電圧を15.4万〜2.2万ボルト〔V〕に下げて、配電用変電所や大きな工場・ビルに電気を送っています。
配電用変電所では、7.7万〜2.2万ボルト〔V〕の電気を、6,600ボルト〔V〕に下げ、配電線に送っています。

放射性物質から放出されるエックス線〔X線〕、ガンマ線〔γ線〕などの電磁波(でんじは)〔高いエネルギーをもつ、波長のごく短い、目に見えない光〕と、アルファ線〔α線〕、ベータ線〔β線〕、中性子線などの粒子線(りゅうしせん)〔高いエネルギーをもつ、非常に小さな粒子の流れ〕の総称(そうしょう)。
放射線の量を表す単位には「グレイ〔Gy〕」や「シーベルト〔Sv〕」などがあります。
なお、放射線を出す物質を「放射性物質」、放射性物質が放射線を出す能力を「放射能」といいます。

私たちは、自然放射線〔大地や宇宙、呼吸、食べ物など〕や、人工放射線〔医療(いりょう)など〕を受けていますが、放射線は大量に受けると、身体に影響(えいきょう)があります。
そのため、原子力発電所などでは、放射線をしっかり管理しています。その結果、原子力発電所の回りで1年間のうちに受ける放射線の量は、自然放射線の約2,400分の1で、身体に症状(しょうじょう)が出ると確認されている量よりもずっと低くなっています。

電気がまだ摩擦(まさつ)による電気しか知られていなかったころ、イタリアの物理学者であったボルタは、電気を取り出そうと研究を続けていました。そして1800年、ついに2種類の金属板を利用して、電気を発生させることに成功しました。このとき作られたのがボルタ電池です。
ボルタの作った電池は、亜鉛(あえん)板と銅板の2種類の金属板の間に、塩水をしみこませた紙などをはさんだものを4組み重ねたもので、「ボルタの電堆(でんたい)」とも呼ばれています。
ボルタの電堆(でんたい)では、亜鉛板がプラス極〔+極〕に、銅板がマイナス極〔−極〕になります。この銅板と亜鉛板を金属の導線(どうせん)でつなぐと導線の中を電子〔電流〕が流れます。これは現在、使われている電池と同じしくみです。
ボルタが電池を発明する以前の摩擦電気では、電流は流れず、また使うとすぐになくなってしまいました。ボルタ電池は実用的な電気を作り出した世界で最初の装置(そうち)で、このときから電池の歴史ははじまりました。
