中島みゆきさんの「地上の星」視聴率は瞬間最高の54.9%

 昨年大晦日の「NHK紅白歌合戦」で、中島みゆきさんの歌う「地上の星」が、富山県にある当社の黒部川第四発電所(黒四発電所)から生中継されました。
 中島さんは、デビュー27年目にして紅白歌合戦に初出場。テレビ出演そのものも1978年(昭和53年)以来24年ぶりで、しかも厳寒の黒部からの生中継とあって、今年の紅白歌合戦の最大の目玉として事前から話題を呼んでいました。
 中島さんが出演していた午後11時1分には瞬間最高視聴率となる54.9%(ビデオリサーチ調べ、関西地区)を記録。全国の大きな注目を集めました。
黒部写真
厳寒の黒部に響け「地上の星」
 「地上の星」は、NHKの人気番組「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」の主題歌で、中島さんがこの番組のために、書き下ろしをした曲です。
 この番組では、2000年6月に黒四発電所完成までの苦闘が紹介されましたが、今回、中島さんの「紅白歌合戦」初出場にあたり、中島さんと制作サイドとの協議の結果、黒部での生中継が企画されました。
 NHKでは、厳冬の中の生中継ということで、万全の体制で臨み、当社も事前準備も含め延べ60名以上の従業員が、機材の輸送、電源や通信回線の確保など、全面的なバックアップを行いました。

黒部写真
舞台は黒四発電所前のトンネル
中継の舞台となったのは、黒部ダムから黒部川に沿って下流側(北方)に10kmほど向かった地点で、地下200mの黒四発電所と欅平(けやきだいら)とを結ぶトンネルの中。普段は当社従業員や資機材などを運ぶ列車が行き来しているところです。
 放送の拠点となるNHKの「スイッチングセンター」は、発電所2階に置かれ、当社の運営するトロリーバス「扇沢駅」に置かれたNHKの中継車から衛星を使って東京へと届けられました。
 積雪は2mを越え、雪が舞う悪条件の中、厳寒の黒部からの生中継は無事成功を収めました。
黒部写真
黒四発電所で年越しの中島みゆきさん
 中島さんは、12月30日、舞台となるトンネルの下見を行った後、この日は一旦宿舎に戻りました。
 翌31日、本番当日は粉雪の舞う中、再び黒四発電所に入り、入念なリハーサルを何回も行ったうえで、午後11時前の本番に臨みました。
 中島さんはワインレッドのロングドレスに身を包み、剥き出しの岩肌が照らし出される氷点下2度のトンネルの中をゆっくりと歩きながら、「地上の星」を力強く歌い上げました。
 終了後は、普段の気さくな顔に戻り、スタッフや関係者と談笑しながら発電所で年越し。新年を迎えた明け方には当社従業員の案内で発電所の内部も見学し、元日の早朝に黒部の地を後にしました。

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