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リブリットとは リブリットとは コンセプト コンセプト 風を通すビル 風を通すビル 光のまちづくり 光のまちづくり
関わり合いを映す
関西電力は、関西地域とともに年月を重ねてきた会社です。
新本店ビルを建設するにあたり、私たちはそれを単なる一企業の自社ビルとしてだけでなく、大阪という街の新しい公共物として創りだしたい。地域や環境との関わり合いを映し出す、ほかにない灯りを創ってみたい、と考えました。

その具体的なコンセプトが、ライブ・リフレクター(Live Reflector)です。
ともにある光
ライブ・リフレクターは、周囲の環境情報をリアルタイムに映し出す(リフレクトする)、新しい都市照明の考え方です。

リブリット(liv-lit)は、まず「風」を映し出します。いま吹いている、風の動きそのものを描くこのプログラムを、私たちは「Wind is Blowing」と呼んでいます。
風は、地球という大きな自然につながっています。凪いでいたり、強く吹いていたりする風の様子を、この灯りはありのままに映し出します。
Wind is Blowing Wind is Blowing

リブリットは、「人」も映し出します。
1/100サイズの発光端末「ミニ・リブリット」。触れると、自分の手の影の動きが関電ビル頂部のリブリットに、リアルタイムに映しだされます。

この参加型のライトアップ・イベントは、OSAKA 光のルネサンスにあわせ、2005年より期間限定で公開しています。
タッチザライト レポート タッチザライト レポート

関電ビルディングの三階にある中之島ミーティングプレイスでは、風がリアルタイムに奏でる音楽が流れ、リブリットの様子がライブのCG(コンピュータグラフィックス)で投影されています。

リブリットは、環境とともに、人々とともにある灯りとして、大阪・中之島で毎日灯っています。
風を通すビル 風を通すビル
白い光の列は、吹き寄せた風の速度で、ビル頂部の光壁面を移ります。実際の照明は通常、日没に灯りはじめ、23時に消灯します。
制作メンバーの声
「量より質の都市照明を」 面出 薫

照明デザイナー
ライティング プランナーズ アソシエーツ(LPA)代表

建築・都市・環境照明まで、幅広く活動するデザイナー/プロデューサー。計画初期段階のコンセプト会議参画(1999)を含み、LPAとして、関電ビルディングの外観照明をコンサルティング。

写真
関電は、関西圏にとって大きな意味を持つ会社です。数年前、泉眞也さん、藤江和子さん、浅井栄一さん等とともに関わった関電・日建設計とのコンセプト会議では、「大阪の人たちが“さすがわれらの関電”と唸るようなランドマークを」とか、「科学と芸術が一体化したもの」「世界のどこにもないものを」といった意見が交わされました。

私はよく『光の量ではなく、質を大切に』と口にします。料理にたとえれば、お腹一杯食べるより美味しく食べよう、光の質の味わいを大事にしようということ。「リブリット」は、建築を煌々とライトアップするのでなく、光のこまかいテクスチャーを味わうためのデザインが施されている。まさに、光の質にこだわった成果なのです。

照明の仕事を手がけてきて常々思うのは、自然の光にはかなわないということ。別の言い方をすると、人工の光で自然光を模倣しても、あまり意味がない。そこには、なにか開き直った遊びが必要です。
「リブリット」は自然光を模しているわけではありませんが、自然の移ろいを描き出す照明装置です。近代的な光と同時に、下町情緒のカオティックな光が混在する大阪の夜景に、この灯りが新しいエネルギーとなって加わることを期待しています。
「開かれた窓のような...西村佳哲

プランニング・ディレクター/リビングワールド代表

ウェブサイトや美術館・博物館の展示など、各種デザイン・プロジェクトを手がける。面出氏らが関わったコンセプト会議の成果を引き継ぎ、「ライブ・リフレクター」を立案。関電スタッフや様々な専門家との協働を通じ、リブリットを制作。

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最初に受けた相談は、既に基本設計の終わった関電ビルディングの頂部照明について、その内容を考えてほしいというものでした。

都市に溢れている情報の多くは、人の注目をひくためのインパクトの強い情報や、誰かが加工を加えた二次情報です。ミュージッククリップやCMを流しつづける大型液晶やプラズマディスプレイは、すでに沢山ある。美しいビル照明もそれなりにあります。関西電力のような会社が、都市にあたらしいランドマークを建てるのなら、その逆をゆくものがつくれないかなと考えました。

美しい夕焼けが空をおおっている瞬間も、街を見回すと、ケータイの画面に見入っている人が目立つ。みんな、人がつくり出したものにかまうことで目一杯のようで、少しもったいないと思うのです。「風が吹いている」といった、ごくあたり前ではあるけれど、考えてみればかけがえのない自然の動きにふと気持ちが動く。そんなきっかけを与えてくれる、開かれた窓のような灯りをつくってみようと、プログラマーやエンジニア、音楽家、デザイナーたちの力を借りて形にしてきました。
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