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いよいよ3月、春の訪れを感じる季節になりました。クローゼットの衣類も、冬物から春物へとスムーズにチェンジしたいものです。第71回「Slowly&Timely」では、春先の衣類管理についての話題をお届けします。
あたたかい日差しに春の訪れを感じる季節になりました。厚手のコートやマフラーの出番もだんだんと減り、街を行く人々のファッションにも軽やかな装いが増えてきます。冬物をクリーニングに出して、衣替えをはじめる人も多いのではないでしょうか。
とはいえ思いがけず肌寒い日もあって、油断できないのがこの時期です。日本では、早春に低気圧と高気圧が交互にやってきて、周期的に気温が変化することが多いのです。奥にしまいこんだセーターを、もう一度引っ張り出す……そんな手間を防ぐためにも、冬物衣料は一度に片付けるのではなく、段階的な衣替えを心がけてみませんか?
ロングコートやダウンコートは最初にしまってOK。そのあとは、厚手やタートルネックのセーター、手袋やマフラーなどの小物類。4月上旬までキープしておきたいのは、丈の短いコートやカーディガンなど温度調節のできる衣類です。週末などの空き時間を利用して、少しずつお手入れして収納していきましょう。
段階的に入れ替えていく途中には、「今着ている服」というジャンルのなかにも、冬物と春物、ウールやコットンなどさまざまな種類が混在するうえ、もうクリーニングに出していいかどうか迷う服もあって、クローゼットの中が散らかってしまいがちです。こういった季節の変わり目には、クローゼットの中に臨時のスペースを設けておくとよいでしょう。
たとえば、コンパクトな収納ケースや、引き出しのなかを仕切り板で区切った場所を、臨時スペースにします。そして、「あと一回着てからクリーニングに出すセーター」のような、いずれお手入れして片付ける冬物は、このスペースに入れると決めておきましょう。
さらには、クリーニングに出すものと、家で洗濯するものを分けておくと、いちいち選別に手間取ることがありません。今着ている服も、日々こまめに仕分けをしておくことで、普段の家事の延長線上で段階的な衣替えをスムーズに行うことができます。
コートやセーターなどかさばるものが多い冬物衣料。春に向けての衣類の入れ替えでは、新しく出してくるものよりも、次の季節までしまうものの方が、格段にスペースが必要です。たたみ方や収納用具を工夫することで、スペースの有効活用を心がけましょう。
シャツやセーターは、衣装ケースや引き出しの前面のサイズにあわせてたたみ、重ねるのではなく立てて収納すると、探しやすく便利です。またフリースなどの素材は丸めてゴムなどでしばると、立てたり寝かしたり、隙間を利用できます。ワイヤーかごや布製のオープンケースなど、中身の見える収納用具は、小物が行方不明になるのを防いでくれます。
日頃からクローゼットにものを詰め込みすぎないことがポイントです。衣替えの際に手持ちの衣類をしっかりと把握することで適切な管理ができ、ムダな手間が増えてしまうことや余計な買い物も防げるので、シンプルで心地よい暮らしにつながります。スムーズな衣替えで、ファッションを楽しみながら春を迎えたいものですね。
冬に大活躍したブーツも、衣替えの時期にはケアしてきちんと保管しておきましょう。