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寒さもやわらぎ、春先のファッションが気になる季節です。おしゃれにも、エコを取り入れてみませんか。第70回「Slowly&Timely」では、ファッションと環境へのやさしさについての話題をお届けします。
2月も半ばを過ぎました。まだまだ寒い日が続きますが、春が近づくと、コートやセーターを脱いで、軽やかなファッションでお出かけしたくなりますね。この春は、おしゃれにも環境へのやさしさを取り入れてみませんか。新しい服を買う時、まず気になるのは色やデザインではないでしょうか。それに加えて、素材にも注目してみましょう。
環境にやさしい素材として代表的なのは、オーガニック・コットン。これは、農薬や化学肥料を使わずに栽培された綿花のことです。バンブー(竹)を使った繊維も、エコな素材のひとつ。生育旺盛で、水や肥料が少なくても育つ竹は、環境にやさしい存在。その繊維は清涼感のある肌触りが特徴で、春夏の衣料に適しています。
トウモロコシなどのでんぷん質を発酵・乳酸化したポリ乳酸も、土に還る繊維として注目されています。ナチュラルな印象のある自然素材ですが、製造の過程で環境にかかる負荷はさまざまです。まずは素材をよく知ることから始めましょう。
鞄や靴、アクセサリーなども、エコな視点で選んでみましょう。衣類と同じく、まずは素材に注目すると、廃材を利用した鞄、リサイクル素材でできた靴などさまざまなアイテムが見つかります。最近は、デザイン性の高いエコなファッション小物が増えていますので、探す楽しみもありそうです。
おしゃれの鍵となる、衣類や小物の「色」にも注目。化学染料を用いずに、草木染めなど自然素材を利用して染めたものは、環境にやさしいのはもちろん、独特の風合いが魅力です。自然の力を感じる色は、ファッションのアクセントとしても活躍してくれます。
だれが、どんな方法でつくったものか、想像力を働かせることもエコにつながります。ハンドメイドの製品は、工場生産に比べて製造時の環境への負担が少なくて済むことが多いですし、手仕事のぬくもりを感じる製品は、愛着をもって長く使いたくなりますよね。
ものを長く愛用することは環境へのやさしさですが、ファッションについても同じ。流行だからといって、すぐ飽きるようなものや不要なものを買うことはできるだけ避けたいものです。
ジャケットなどは、トレンドに左右されないベーシックで上質なものを選びコーディネートの要にして、シャツやストールなどの色合いで流行を取り入れるとよいでしょう。顔色をよく見せる色合いなど、自分に似合う色を把握しておくことも大切です。せっかく買った服を「たんすの肥やし」にしないために、毎日活躍してくれるアイテム選びを心がけましょう。
着回し上手になれば、たくさんのアイテムをそろえなくてもおしゃれが楽しめます。例えば、ボトムスが同じでも、トップスの違いで印象はがらりと変わります。ボトムスはあわせやすい色を選ぶようにし、トップスは色や素材の違いでメリハリをつけるのもよいでしょう。環境にも配慮しながら、エコに春のおしゃれを楽しみたいですね。
「フェアトレード」とは、発展途上国の農産物や雑貨などを、適正な価格で継続的に輸入・販売することをいいます。
低賃金労働を強いられることの多い途上国の人々に、継続的な雇用を創出して、経済的自立をはかるねらいがあります。各国の豊かな自然資源や伝統技術を用いて、大量生産ではなく手仕事をいかした生産を行うことから、人と環境にやさしい貿易のしくみとされています。
食品や衣類などさまざまな製品がフェアトレードで扱われていますが、先進国の嗜好に合うようデザインなどを工夫した製品も増えています。フェアトレードで洋服や小物を購入することも、環境にやさしい行動のひとつといえます。