
水は、種がひたるくらいがちょうど良いそうです。
あまり水が多いとカビの元になるので、注意。
グリーンカーテンとは、窓を覆うように張ったネットに、ゴーヤやヘチマなどのツル性植物をからませ、自然のカーテンにすることです。夏の日ざしをさえぎるとともに、植物の蒸散作用で周囲を冷やすことで、室内温度の上昇を抑え、省エネに役立ちます。
その効果や育て方のコツなどについて、かんでんエルハートで販売するゴーヤの苗を育成している同社園芸課の上月さんと大谷さんにお聞きしました。
「見事に茂ったグリーンカーテンだと、かなり涼しいですね。日なたと日かげぐらいの差は、充分あります。特にゴーヤは育てやすいので、ぜひチャレンジしてください」。
ゴーヤの苗はホームセンターなどでも売られていますが、ほんの少しコツを覚えるだけで、種から育てることもできるのだとか。
「真夏に茂らせようとすれば、5月中くらいには種を蒔くのが良いです。ゴーヤの種は、殻がとっても硬いので、蒔く前にぬるま湯や冷たくない水に3〜4日浸しておいてください。やがて白い根が出てきます。その状態で土に植えると、発芽しやすいですよ」。

本葉が4〜5枚になったら、プランターなどに植えかえましょう。
種から白い根が生えてきたら、ポットに植えて覆土をして暖かな場所に置いておきます。ゴーヤは南国のものなので、暑さには強いですが寒さには弱いのです。夜の気温が10℃を切るような時期は室内においておきましょう。芽が出たら、日当たりの良い場所に置き、本葉が4〜5枚になった頃、ポットから抜いて植えかえるのですが、どんなところに植えかえるのが良いのでしょうか。
「ゴーヤの根は、浅く横に広がるので、一般的な大きさのプランターで充分でしょう。ホームセンターなどで売っている花や野菜用の土を使えば、特に肥料など与えなくても、育ちますよ。一つ注意点は、プランターに苗をたくさん植えすぎないこと。苗同士20p以上は離れるように植えてください。あとは、日光が大切。お日様にしっかりあたる場所がよく育ちます」。
植えかえてからは、特に水やりに注意が必要です。
「苗が小さいときは根腐れしやすいので、やり過ぎには注意が必要ですが、大きくなってきたら水だけは切らさないようにしてください。梅雨が明けると朝晩たっぷり与えるようにします。プランターの下から水が出るぐらい、しっかりと与えてください。ゴーヤは、虫もあまり付かないので、育てやすい植物ですよ」。

ゴーヤ以外にも、様々な植物を育てる楽しさ、喜びを感じながら作業に励む、かんでんエルハート園芸課のみなさん。
葉が茂りツルが20〜30pほどになったら、次に大事なのが、ネット。
「手でやさしく、ネットにツルをうまく引っかけてやることが必要です。うまくツルが広がるようにして、カーテンになるように誘導します。最初にそうやって、人の手でからませておくと、あとはどんどん大きく育ってくれます」
さらに、よく茂ったカーテンにするには・・・。
「本葉が10枚以上出たら、6〜7枚残して上を切るんです。親づる(成長点)の先端を切ってください。(「摘心」(てきしん)と言います)そうすると、切ったところから小さい芽がたくさん枝分かれして出てくるので、早く茂るようになります。そのままにしておくと、先ばかり伸びてしまうので、一度切ってやると、脇からたくさん子づるが出てきて、葉がたくさん茂るようになります。収穫もかなり期待できるでしょう」。
ゴーヤの成長は比較的早く、種まきから約2ヶ月ほどで収穫できるそうです。

大阪市内の学校でグリーンカーテンを設置した教室の室温を実際に測ったところ、設置して いない教室と比べて最大で6℃以上涼しくなった、というデータもあります。













