「原点を問い直し、日本社会を変える」
…… 偽の国・日本。 偽装問題や不祥事が相次ぎ、規律や規範を失ったかのように見える日本社会。これらは決して一部の人々による例外的なルール破りとは言えず、日本社会全体が従来のやり方では限界に来ていることの象徴と捉えるべきだ。日本はもう一度、ルールを考え直さないといけないところに来ている。 なぜこのような状況になってしまったのか。 一つは経済のグローバル化に伴う競争激化のなかで、これまでのやり方が通用しなくなったこと。日本という枠の中で日本型の企業システムをつくり、日本人が喜ぶものを大量に生産して提供する――それが戦後日本の経済活動の目標だった。しかしグローバル化で状況は一変。そもそも市場経済が成熟していない中国やインドが参入してくるようなグローバル経済は、そのこと自体が一種のルール違反であり、日本企業が従来どおり国内ルールを守って利益を上げることはほとんど不可能に近くなった。加えて、既に十数年来、実体のない虚の経済とも言える金融経済が世界を覆うなかでは、どこまでが本物でどこからが偽物かという感覚すら失ってしまう …… (本文より) 【メインコラム全文へ】
■『 Insight 』終刊のお知らせ■
「文化的深みのある観光振興へ、観光立国概念を変える」 白幡 洋三郎・国際日本文化研究センター教授(2008.03.01)
「ステレオタイプの関西イメージを変える」 黒田 勇・関西大学社会学部長;マス・コミュニケーション学専攻教授(2008.02.15)
「『変革』は本当に必要なのか」 内田 樹・神戸女学院大学文学部総合文化学科教授(2008.02.01)
「成長エンジン搭載へ――変革を担う人材とは」 斎藤 顕一・フォアサイト・アンド・カンパニー代表取締役(2008.01.15)
「京都議定書 第1約束期間の始まり――温暖化する『地球』を救うために経済を戦略的に変える」 植田 和弘・京都大学大学院経済学研究科教授(2008.01.01)
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