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関西電力地域共生・広報室地域共生グループ
マネジャー 谷 大智 |
関西電力は、2007年12月1日より、障害者アート公募展「かんでんコラボ・アート21」の入選作品展示会を開催している。障害のある方による芸術作品展の先駆け的な取り組みとして2001年に始まり、7年目を迎えるこのイベントには毎年多数の応募がある。関西電力が障害者アート展を主催する経緯や背景は? 今年の展開は?──関西電力地域共生・広報室地域共生グループの谷大智マネジャーに訊いた。
――関西電力が「障害者アート」に取り組む理由は? ●○●
障害のある方のアートには、既成概念にとらわれない発想や色使いなど、斬新でパワーあふれるものがある。「かんでんコラボ・アート21」は、そのような見過ごされがちな才能、在野のアーティストを発掘し広くご紹介することを目的としている。関西電力としては、各地のNPOや市民団体等と協働してこのようなイベントを行うことで、障害のある方が社会に自然にとけ込んでいける「ノーマライゼーション社会」の推進に貢献できればと考えた。
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| 梅田スカイビルで開催中の公開展示会 |
――「かんでんコラボ・アート21」開催の経緯は? ●○●
そもそものきっかけは、障害者アートに新しい価値を与えようと活動を続ける財団法人「たんぽぽの家」(奈良)との出会いがあったこと。企業として、社会との共生やNPOとの新たなパートナーシップを目指すことを目的に、「たんぽぽの家」と協働して、1997年から99年まで、障害のある方や高齢者が参加できるアート・ワークショップ「かがやきアート」を実施した。これは、関西電力の社員ボランティアによる福祉イベント「かがやきフェスティバル」の中で実施されたものだ。
その後、2001年度に関西電力創立50周年記念事業のひとつとして“障害者アート公募展「かんでんコラボ・アート21」”がスタート。当初は2001年度から3年間の予定だったが、反響が大きく、続けてほしいという要望が強かったこともあり、社会貢献活動の一環として2004年度以降も継続実施し、今年で7回目を迎えた。「たんぽぽの家」にサポートいただくとともに、市民団体、関西の各府県、政令指定都市の福祉関係のセクション、社会福祉協議会などからも後援をいただいており、みなさんと協力しながら取り組んでいる。
――募集・審査の流れは? ●○●
今年は7月に告知し、応募の締切は9月13日。過去に応募された方を中心に、障害者団体や施設などにダイレクトメールを送付したり、関西電力の事業所でのポスターの掲出や、ホームページ、新聞での告知も実施した。毎年応募される方も多いが、半数近くは初めての方。少しずつでも新たな応募者へ裾野が広がってほしいと考え、周知活動を行っている。審査は、まず9月27日に一次審査。応募点数が非常に多く、現物での審査には作品の保管などの問題があるため写真で行った。今年は727点もの応募があったなかで、78点が一次審査を通過した。その78点については、10月25日に現物審査による二次審査を実施。ここで最優秀賞、審査員特別賞を含めて入選作品30点を選んだ。審査員は、障害者アートに造詣の深い各界のオピニオンリーダー5人の方にお願いしている。
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| 全応募作品の写真をコラージュしたパネル |
――作品の応募状況は? ●○●
2003年度までは毎年約1000点の応募があったが、04年度から1人(1グループ)1点と絞ったため、2006年度までは毎年約600〜650点程度。今年は事前の告知を強化した効果もあり、727点と、1人1点になってから初めて700点を超える応募があった。
――どんな方が応募される? ●○●
基本的には関西エリアにお住まいの方が対象。今年は3歳から80歳を超える方まで、幅広い年代の応募があった。応募者の中には、ほかの障害者アート展にも積極的に応募されている方や、障害者アートの世界では著名な方もいる。
――展示会はどのように行っている? ●○●
2001年度から2003年度はキッズプラザ大阪で、2004年度からは梅田スカイビル空中庭園展望台スカイギャラリーで、受賞作品6点の表彰式と入選作品の公開展示会を行っている。2004年度以降は、内閣府の障害者週間の協賛行事のひとつとして実施。また2004年度を除いて、毎年、関西各地で「巡回展示会」も実施している。応募者の中には遠方の方も多く、大阪まで来れない方もおられるので、より多くの方に見ていただけるよう、巡回展では各会場の近くに住む方の入選作を中心に展示している。今年も福井を含む7カ所で開催予定。今まで以上に気軽に見ていただけるように、駅前や百貨店など、できるだけアクセスが良い会場を選んだ。展示会には、2006年度までにトータルで約16万人にご来場いただいている。
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| 最優秀賞「街のあかり」 |
――他社でも同様のイベントは実施しているのか? ●○●
同様のイベントを行う企業も少しずつ増えてきている。ただ、巡回展示会まで実施しているのは、一民間企業としては関西電力のみ。また2001年のスタートからこれまで、各種メディアに取り上げていただいたり、入選作が政府の障害者白書等の表紙を飾るなど、障害者アートが社会に浸透していくきっかけを提供してきたのではないかと感じている。
――今年の新たな展開は? ●○●
関西電力と同様に障害者アートに取り組んでいる近畿労働金庫(ろうきん)とのコラボレーションが実現した。ろうきんが主催する「ひと・アート・まち」は、毎年関西各地で開催され、社団法人企業メセナ協議会による「メセナアワード2006」で文化庁長官賞を受賞しているプロジェクトだ。今年は京都が会場で、一緒にやりましょうとお誘いいただいた。そこで10月末、三条通周辺にある町家を改造した画廊で「コラボ・アート展」を開催。昨年の受賞作品6点を展示した。
――応募される方の反応は? ●○●
応募者の方々からは、「障害者とその家族にひとつの夢を与えるもの」「入選され展示されることで、見てもらえる喜びを感じている」といった声をいただいている。また、毎年応募してくれる常連の方もいるし、夏休みの宿題にしている養護学校等もある。
表彰式は最優秀賞と特別賞の6作品だが、その他の入選作24作品については、関西電力の各支店や営業所等から応募者の施設などに直接賞状を届けており、本人や施設の方には、とても喜んでいただいている。「人との心が通う仕事」「やってよかった」と、どの支店もこの取り組みには積極的で、社員のモチベーションアップにもつながっているようだ。
――今後の抱負は? ●○●
この「コラボ・アート21」への応募を励みに頑張っている方もおられるので、できるだけ続けていきたい。とりわけ、表彰式で喜んでいただいている姿を見るにつけ、そういう想いを強くする。また毎年、応募された方への感謝の気持ちを込めて、作品紹介のパンフレットを制作し、応募者全員にお送りしている。入選作品を写真で紹介するとともに、応募された方全員のお名前・作品名を記載しているので、記念になると喜ばれている。パンフレットでも作品の魅力は伝わるが、実際の作品を目にすると、写真ではわからない力強さや迫力がある。多くの方に、ぜひ一度、作品展を見に来ていただきたい。
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2007年入選作品展示会開催中>>
各会場へのアクセスは関西電力ホームページでご確認下さい。
http://www.kepco.co.jp/home/community/event/art/tenji.html
| <公開展示会> |
| 日時 |
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2007年12月9日(日)まで |
| 会場 |
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梅田スカイビル 空中庭園展望台 スカイギャラリー(40階) |
| 表彰式 |
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2007年12月4日(火)11:00― |
<巡回展示会> |
| 奈良 |
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奈良県社会福祉総合センター 2007年12月14日(金)―12月27日(木) |
| 神戸 |
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神戸らんぷミュージアム 2008年1月8日(火)―1月27日(日) |
| 姫路 |
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イーグレひめじ 地下1階市民プラザ特別展示室 2008年1月30日(水)―2月3日(日) |
| 滋賀 |
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草津近鉄 5階みどりの広場 2008年2月7日(木)―2月13日(水) |
| 京都 |
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関西電力 京都支店 2008年2月16日(土)―3月2日(日) |
| 福井 |
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フェアモール福井 ラブリーパートナーエルパ1階 2008年3月6日(木)―3月12日(水) |
| 和歌山 |
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オークワ パームシティ和歌山店1階 2008年3月18日(火)―3月24日(月) |
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