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流れ星を見たことがありますか?

夜空に細く尾を引いて、すっと消えていく流れ星の姿は、とても神秘的です。とりわけ、毎年8月のお盆のころには「ペルセウス座流星群」の活動が活発になります。2010年の見ごろ、8月12日深夜から13日朝にかけては、星が月明かりで見えにくくなることもなく、観測には絶好のチャンスです。家族や仲間と流星を見つけて、夏の思い出にしませんか?

流星と流星群のことを知ろう

流れ星や流星群とはどのようなものなのでしょうか。その正体を探ります。

流星ができるしくみ

地球を取り囲む宇宙空間には小さなチリやホコリのような物質がたくさん存在します。なかでも、氷やチリなどでできている「すい星」(ほうき星)は、太陽に近づくとその熱で氷が溶け、チリやホコリが周辺にまき散らされます。

ふたご座流星群(撮影:飯山青海氏)
ふたご座流星群(撮影:飯山青海氏)
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チリやホコリが浮いた宇宙空間を地球が通過すると、地球の大気圏に突入したチリやホコリが摩擦熱で燃え、光を発して見えます。このチリやホコリは重さ1グラム程度と非常に小さく、燃え尽きるときのほんの0コンマ数秒間の光が、流星の正体です。
流星のもとになる物質を出すすい星のことを「母すい星」と呼び、母すい星から比較的たくさんの物質がまき散らされる場合、流星群になります 。

ペルセウス座流星群が毎年見えるわけ

オリオン座流星群の母すい星、ハレーすい星
オリオン座流星群の母すい星、ハレーすい星

すい星は太陽の周囲を決まった軌道で回っているため、チリやホコリを吐き出す場所も決まっています。一方、地球も太陽の周囲を決まった軌道で回っています。地球が8月お盆のころの位置で出会うチリやホコリの集まりが、地球からはちょうどペルセウス座を中心に四方八方に星が流れるように見えるので、ペルセウス座流星群と呼ばれます。
宇宙空間のチリやホコリが流星となって燃え尽きても、また、母すい星が周期的に巡ってきて、チリやホコリをまき散らしていくので流星群がなくなることはなく、毎年見られるというわけです 。

ペルセウス座流星群を観測しよう

ペルセウス座は、ギリシャ神話で怪物ティアマトの生け贄になったアンドロメダを助けた勇者ペルセウスにちなんだ星座です。流星と星座と、夏の夜空をじっくり観察してみましょう。

いつ見ればいいの?

ペルセウス座流星群は、2010年なら8月13日の午前9時(日本時間)にピークを迎えるため、8月12日の深夜から13日の夜明けにかけてが見ごろです。月はちょうど三日月で、ペルセウス座が上ってくるころには西の空に沈むため空が暗くなり、流星の観測にも適しています。数は少なくなりますが、11日や13日の夜あたりでも流星を観測することは可能です。

どこで見ればいいの?

8月中旬午後9時頃 東京の星空
(提供:国立天文台)
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基本的に星が見えるところであればどこでも見ることができます。流星はペルセウス座のある北東方向だけに見えるわけではなく、空全体に流れます。そのため、流星観測には河川敷や山の上など、できるだけ空が広く見渡せるところのほうが適しています。また、流星は明るいものも暗いものもあるので、できるだけ街の灯りが少なく、空が暗いほうがたくさん見られます。山の中などでも街灯や自動販売機などがあると見えにくくなるので、なるべく人工の灯りがないところや、直接目に入らないところを選び、自動車のヘッドライトも必ず消しておきます。

どうやってみればいいの?

流星を見るにはじっくりと、根気よく待つことがポイントです。今回のペルセウス座流星群では、ピーク時に1時間あたり60個の流星が流れると予想されていますが、日本ではピーク時にはすでに夜が明けているので、12日深夜から13日未明にかけて見られる数はそれよりは少ないと考えられます。
流星はどの方角に流れるか予測できないため、一点を凝視していてはせっかくの流星を見逃す可能性があります。空を見上げるより、寝転んで空全体、広い範囲を眺めるようにしましょう 。

快適な観測のために
  • 治安の悪いところや道路など、危険なところでの観測は避けましょう。
  • 夏の夜なので蚊などの虫除け対策は万全にしましょう。
  • 長時間観測する場合は懐中電灯や夜食、飲みものもあったほうがいいでしょう。ただし、ゴミは持ち帰るのが鉄則です。
  • 長そでの上着を用意しておきましょう。山などで気温が下がる場合に備えるほか、 虫除け対策にも効果的です。
流星を記録する

天文学の研究者などの場合は、流星の見えた時刻、場所に加え、明るさの等級まで記録しますが、初心者が家族や仲間と観測するなら、何時から何時の間と時間を決め、いくつ流れたか数を記録するくらいでよいでしょう。暗いところではメモをとりにくいので、ICレコーダーやテープレコーダーを使って、何時何分何秒に、どの方向に見えたかなどを記録します。
流星を写真に撮影する場合、一眼レフカメラに35ミリ換算で21~28ミリ程度の広角レンズを使用し、三脚に固定してバルブ撮影※1をします。このときにはぶれないよう、レリーズ※2を使います。(天体写真の撮影はISO感度や露光時間、ピント合わせなど、ほかにも難しい部分があるので、方法を本などでよく知ってから挑戦しましょう)

※1 カメラのシャッターを開いたままにする撮影

※2 手ぶれを防止するため、遠隔操作でシャッターを開閉する器具

天体観測を楽しもう

天体観測 イメージ

ペルセウス座流星群の機会に星や星座に親しんで天体観測をいっそう楽しみましょう。たとえば、星座の本や星座早見表でこの季節、どの方向にどんな星座が出るかあらかじめ知っておくのも流星観測をさらに楽しむ方法の一つです。流星観測の合間に星座を見つけたり、双眼鏡や天体望遠鏡で星を眺めたりと、夜空の楽しみ方も幅が広がります。
また、公開天文台が開催する観測会などに参加して専門家の話を聞けば、さらに理解も深まります。兵庫県立西はりま天文台公園や和歌山県のかわべ天文公園など、宿泊施設を備えた公開天文台もあるので、ペルセウス座流星群のような深夜に出現する天体イベントの観測に利用すると便利です。

日本初の海上プラネタリウム エル・マールまいづる

エル・マールまいづる

星空の魅力に触れるなら、天体観測の前後にプラネタリウムを訪れてみてはいかがでしょう。
舞鶴親海公園にある「エル・マールまいづる」は、船体型をした関西電力のPR館です。1階には日本初の海上プラネタリウムがあり、海に漂いながら星を眺めているような、ロマンチックなひとときを過ごせます。そのほか、船の機関室をイメージした「エネルギー体験館」、舞鶴の歴史や魅力に触れる「舞鶴体験館」、豪華客船の室内をイメージした「船の体験館」、潮風に吹かれながら舞鶴湾のパノラマ風景が眺められる展望デッキと、ご家族で楽しめる施設がそろっています 。

■ エル・マールまいづる はこちら

舞鶴の見どころ

西国29番札所の松尾寺や平安時代に高岳親王が開き、白河天皇が中興したと伝えられる金剛院、聖徳太子の弟・麻呂子親王ゆかりで飛鳥時代の起源といわれる多禰寺などに歴史を感じるほか、赤れんがの街、舞鶴を象徴する赤れんが博物館、旧海軍の歴史資料を展示した海軍記念館や舞鶴引揚記念館などでは日本の近代史に触れることもできます。もちろん白砂青松の神崎海水浴場、リアス式海岸の野原海水浴場、遠浅の海岸で透明度の高い竜宮浜海水浴場など美しい海水浴場にも恵まれ、夏休みの家族旅行におすすめです。

夏休みにおすすめ! 関西電力のPR館

「エル・マールまいづる」のほかにも、科学のテーマ館「エル・シティ館」(南港発電所内)、巨大シアターでバーチャル映像が楽しめる「エルガイアおおい」、次世代エネルギーを体感できる「EEパーク」(日高港新エネルギーパーク内)、あかりの歴史がわかる「神戸らんぷミュージアム」など、楽しみながら学べる、さまざまな体験型施設が各地にあります。

関西電力のPR館はこちら

今回、ご協力いただいたのは

大阪市立科学館 学芸課 主任学芸員 嘉数次人さん

大阪市立科学館 学芸課 主任学芸員 嘉数次人さん

1937年に誕生した「電気科学館」が前身の同館は日本初の科学館です。プラネタリウムや全天周映像などの映像はもちろん、電気やエネルギー、宇宙など幅広い分野の展示も見ごたえ満点。夏休みは「夏休みミニ気象台2010」(8月18、19日)「自然科学の基礎を訪ねる」(8月21、22日)、夏休み自由研究教室「プラネタリウムを作ろう」(8月25日)、ロボット教室「少年・少女ロボットセミナー」(8月27~29日)などのイベントも開催されます。
イベントの詳細は こちら

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