皆さんは折り紙でどんな物を作ったことがありますか。1枚の紙から鶴やかぶと、風船などさまざまな物を折り出す折り紙は、とても創造的な遊びです。折り方のバリエーションも多く、意外な物まで折り紙で作ることができます。用意するのは紙だけです。お子さんと一緒に、折り紙に挑戦してみましょう。
古くは神事の供物や贈り物を紙で包むところから、美しい折り目を生かした儀礼折りが考えられました。14~15世紀になると、儀礼折りは現在の熨斗(のし)包みなどに見られるような礼法として、さらに発展します。やがて、さまざまな決まり事から離れ、折り方そのものを楽しむようになったのが折り紙の始まりです。

江戸時代には紙の生産量も増えたことで、折り紙はさらに多くの人に広まり、世界最古の折り紙の本『秘伝千羽鶴折形』も寛正9年(1797年)に出版されています。明治時代には幼児教育に折り紙が取り入れられ、小学校でも教えられるようになりました。現在、折り紙は趣味やリハビリテーションの一環としても楽しまれているほか、世界各地で「ORIGAMI」として親しまれています。
伝承折り紙は昔から伝わる折り方です。鶴や奴さんなど、なじみ深い作品がたくさんあります。その中から、気軽に楽しめる3つの折り方を取り上げました。
とても簡単に折ることができます。絵に描いた木にとまらせるなど、工夫してみましょう。

紙に顔を描いて遊びます。紙をめくるごとに変化する表情を楽しみます。


折り鶴の応用で、翼がつながった2羽の鶴ができあがります。「妹背」とは夫婦のことです。結婚式などのときに紅白で作ると喜ばれます。2枚重ねで鶴を折るとき紙に厚みが出るので、きっちり折り目を付けるよう気をつけましょう。

折り紙にはいくつかの部品を組み合わせて作る作品もあります。部品の数や形、組み合わせ方しだいで表情が変わり、複雑で美しい作品が作れます。
ユニット折り紙は、ユニットと呼ばれる同じ形の部品を組み合わせて多面体やくす玉を作ります。2枚の折り紙を組み合わせて作る手裏剣も簡単なユニット折り紙の一種です。複合折り紙は、形の異なる折り紙を組み合わせて一つの作品に作りあげます。

「結びユニット」というおみくじを結んだような5角形のユニット60個で作ったくす玉。
各ユニットとその端に折り込まれた鶴は、同じ1枚の紙から折り出されています。

ユニット折り紙のフルーツ。ぶどう1粒は10個のユニットの組み合わせで、メロンは390個のユニットで作られています。

スキー板やスノーボードと靴を組み合わせた複合折り紙。靴が取り外せるのが工夫のポイントです。
伝承折り紙のほかにも、独自に考案された現代の折り紙作品がたくさんあります。ワンランク上の創作折り紙にチャレンジしてみましょう。

恐竜の頭を折り紙で作ります。あごの付け根のところを親指と中指でつまんで押すと、パクッとかみつきます。厚めの紙で作ると歯が合わさったときの音が出やすくなります。
(小学校高学年以上向き)


お子さんは好奇心旺盛です。一緒に遊びながら、さまざまな物に関心を持たせてあげたいものです。そこでおすすめなのが先ごろリニューアル関西電力のキッズ向けページ「かんでん 電気教室」です。
「環境エネルギー館」は遊びながら学べるサイトです。かわいいキャラクターたちと一緒に、エネルギー資源や電気の利用、地球環境問題、放射線についてわかりやすい台詞形式で学ぶことができます。キャラクターの声も入っているので、アニメ感覚で楽しめるのがポイントです。
また、テレビ大阪で放送している『かがくdeムチャミタス』の実験を動画で紹介する実験集も掲載しています。ご家庭でできる実験もあるので、チャレンジしてみてはいかがでしょう。そのほか、「環境エネルギー辞典」など、エネルギーや環境について考えるきっかけになる情報が満載です。

日本折紙協会師範 なにわ・みおつくし会(同協会大阪支部)支部長 梅本吉広さん
普段は小学校の先生をしている梅本さんですが、折り紙歴はもう30年以上になるそうです。奥様のユニット折り紙を手伝ったのが折り紙をはじめるきっかけでした。記事中紹介した「結びユニット」は梅本さんのオリジナルです。「作って喜ばれる、贈って喜ばれる、教えて喜ばれるのが折り紙の楽しみです」
日本折紙協会のサイトはこちら



