さわやかな風が気持ちいい季節になりました。よく晴れた日にはお弁当を持ってピクニックやドライブに出かけたくなりますね。お弁当の定番と言えば、やっぱりおむすび。しかも、おむすびは携帯食としてだけでなく、夜食などの軽食としても欠かせないアイテムです。今回は、いつものおむすびがもっとおいしくなるプロの技とともに、会員のみなさんのアンケートから楽しいおむすびをご紹介します。
おむすびはシンプルなだけに、ご飯のおいしさが際だちます。おむすびの作り方の基本をプロに教わりました。
ご飯がやわらかいと、手についたり、握りにくかったりします。ご飯を炊くときの水加減はやや少なめにし、固めに炊きあげます。

ご飯の間に適度な空気が含まれ、口に入れるとふわっとご飯がほどけるのがおいしいおむすびの条件です。そのためにはご飯をよくかき混ぜて空気を含ませるようにします。家庭では手に塩を付けて握りますが、プロはここで塩をご飯に入れて一緒に混ぜます。塩加減はまず少なめにし、具との相性を考えながら味を見て決めます。
ご飯はあらかじめ重さを量って握ると、大きさをそろえることができます。握るときは三角おむすびの場合、指先で廻しながら角を作っていきます。このとき、力を入れすぎないことがポイントです。特に中心部は圧力をかけすぎないよう注意します。
おむすびの基本形です。手でもって食べやすく、握りやすい形です。
関西ではよく見られる形です。上下を持って回しながら握ります。
平たくて丸い形のおむすびです。親指と人差し指を丸くして握ります。
そのほか、楕円形や球形などさまざまな形があります。食べやすさや具との相性などで形を決めます。
見た目をさまざまに工夫できるのも、おむすびの楽しさの一つです。
海苔で巻くなら、側面をぐるりと巻いたり、大きなまま全体を包んだりと、自在にできる焼き海苔を適当な大きさに切って使うのが便利です。そのほか、高菜漬けや薄焼き卵、大葉などを巻くと、味わいや見た目に変化が付けられます。

鮭のフレークや昆布、ゆかり、細かく刻んだ高菜、ちりめん山椒など混ぜるものによってご飯の色合いと味わいが変わります。何種類も用意すればお弁当を華やかに演出することができます。ご飯に塩は入れず、味を見ながら混ぜていきます。
ご飯の表面にふりかけやごま、焼きたらこ、ほぐしたとろろ昆布などをまぶすと見た目はもちろん、味わいにも変化が出ます。
いつものおむすびに一工夫すれば、味も見た目ももっと楽しく変わります。ヒントになる、プロのおむすびアイデアをご紹介しましょう。
おむすびの具と言えば、梅干しや鮭、昆布などが一般的ですが、意外なものが好相性だったりします。ご飯に合うものならなんでも具にできますが、水分が少なく、傷みにくいものを使います。 例えば…
塩をした小エビを天ぷらにして、レタスと一緒に楕円形のおむすびにのせます。周囲は海苔で巻いて軍艦巻き風に。味付けはお好みでマヨネーズなどを使います。
小さめに揚げた唐揚げをレタスと一緒に楕円形のおむすびにのせ、軍艦巻き風に海苔を巻きます。味付けはマヨネーズを使います。

スライスしたウインナーを炒めて塩こしょうし、三角おむすびに貼り付けてのりを巻きます。
軍艦巻き風に海苔を巻いたおむすびに、挽き割り納豆をのせます。
海苔の巻き方や具の載せ方などを工夫すると、見た目に変化を付けることができます。
たくあんやしば漬けなど色のきれいなお漬物を薄めにスライスし、楕円形のおむすびに並べてのせ、斜めに海苔を巻きます。色のきれいな具は華やかさを添えてくれます。

ちらしずしで三角おむすびをつくり、でんぶと絹さやで花を描くと、お子さん向けのかわいらしいおむすびができます。海苔は側面に巻きます。
コロッケを2枚にスライスし、その間にコロッケの大きさに合わせた楕円形のおむすびとレタス、タマネギなどをはさみます。タマネギは焼いてチリソースで味を付けます。

軍艦巻き風のおむすびにはワンポイントで緑の野菜を飾るときれいなうえ、食感にも変化が付けられます。例えば、牛肉のしぐれ煮の上に小さなブロッコリーを飾ったり、明太子の上にきゅうりのスライスを載せたり、納豆の上にオクラのスライスなど、お好みで工夫してみましょう。
会員のみなさんから寄せられた、おむすびのアイデアをご紹介します。ご家庭によって具や味もさまざま、数え切れないほどのバリエーションがありますね。また、「何も入れないほうがおいしい」「梅干など定番のものがやっぱり一番」というご意見もたくさんいただきました。
- 鉄分がとれるよう、ご飯にひじきを炊き込んだりしています。
- 塩にこだわって、昆布塩を使っています。
- 梅塩で握っています。
- もち米と具だくさんの炊き込みご飯で作ります。
- 家で漬けた梅干しの汁を手に付けて握っています。塩加減がちょうどよく、ご飯も傷みにくいのでおすすめです。
- ほぐした鮭と刻んだ青じそ、ごまと混ぜる。
- 大根の葉とちりめんじゃこを炒めて具にする。
- 天かす、鰹節、わけぎ、牡蠣醤油、白ごまと混ぜ、刻み海苔をまぶす。
- お茶漬け海苔をそのままご飯に混ぜる。
- イカナゴの釘煮
- 漬物(しば漬けとすりごま、みじん切りたくあんと七味唐辛子、キムチ)
- 肉類(豚の角煮、ハム、ウインナー、そぼろ、焼肉、ハンバーグ)
- 揚げ物(天ぷら、唐揚げ、ソースで味付けしたトンカツ)
- 卵(卵焼き、スクランブルエッグ、うずら卵)
- 洋風(バターで炒めたベーコンとコーン、プロセスチーズと鰹節)
- マヨネーズ和え(カニ蒲鉾ときゅうりのマヨネーズ、ツナマヨネーズ)
- 焼き海苔はすぐに巻き、味付け海苔は食べる直前に巻きます。
- 高菜漬けの葉を広げて巻いたり、味噌を付けて握ったりします。
- 韓国海苔を巻きます。
- 海苔以外にとろろ昆布や薄焼き卵で巻く。
- 牛薄切りにタレを絡め焼いて巻く。カリカリのベーコンで巻いても美味。

- おすしの細巻きの要領で、端から梅干し、鰹、塩昆布、ツナなどの具を順番にのせて巻いたもの。食べるにつれいろんな味が楽しめ、食べやすいので子どもたちに好評でした。
- 小さな梅干し入りおにぎりを芯にしておかかおにぎりを作り、さらに塩昆布おにぎり、鮭おにぎりと外側へ重ねていき、海苔で包む巨大な爆弾おにぎり。作るのは大変だけど、その労が報われるぐらいおいしい。
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おにぎり屋さん
京都、叡山電車の出町柳駅前にある同店は、もう20年近くこの場所で営業を続けています。商品はバラエティ豊かなおにぎりのほか、お弁当やお総菜など多彩。おにぎりは25~30種類ほどもあるそうで、学生や会社員から、行楽の人まで幅広い層に愛されています。「京都はいまが一番いい季節です。おにぎりを持って出かけてみませんか?」
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