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温泉でほっこりしませんか?

手も足もかじかみそうなこの季節には、あたたかい温泉が恋しくなります。日本は国内に3000もの温泉がある温泉大国で、古事記や日本書紀の時代から人々は温泉に親しんできました。温泉は体が温まるだけではなく、お湯によっては肌がすべすべになるほか、肩こりや神経痛が緩和されるなど、さまざまな効果があります。この冬は、もっと温泉のことを知って、心も体もほっこり温まりませんか?

温泉は心と体に効くリゾート

なみなみとお湯をたたえた温泉は、身も心もやさしく癒してくれる存在です。その癒し効果の秘密を探りました。

温泉の効果

温泉は体を温めるだけではなく、疲労回復や健康維持、けが、病気の治療などさまざまな効果が得られます。なぜ、こうした効果があるのでしょうか。

温泉の成分がおよぼす効果

温泉 イメージ

温泉にはさまざまなガスやイオン類が含まれています。入浴すると、こうした成分が皮膚から吸収されて血中に取り込まれ、全身の皮膚や筋肉、神経系などに働きかけて効果を発揮します。

温泉が体を整える

温泉成分が体を刺激し、繰り返し温泉に入ることによって、神経系や内分泌機能を整える効果があります。

環境が心身を癒す

あわただしい日常や日ごろのストレスを忘れて、のんびりできる温泉地の環境そのものにも癒し効果があります。周囲の豊かな自然も、心と体をゆっくり休ませてくれます。バランスのよい食事をこころがけ、生活リズムを整えれば、さらに癒し効果につながります。温泉地のそぞろ歩きも、軽い運動としておすすめです。

入浴そのものに健康増進効果

お湯の浮力は入浴中の体の動きを楽にし、水圧は筋肉や循環器系の働きを活発にします。42度以上の熱めの温泉に入った場合、交感神経や循環器系を刺激する作用があり、体を目覚めさせたり、活動的にするなどの効果があります。38度以下のぬるいお湯にゆっくり浸かれば、副交感神経を刺激し、胃腸の働きを促したり、リラックスさせるなどの効果があります。

温泉の泉質とその適応症

温泉に含まれる成分の違いを「泉質」と呼び、11種類ほどに大きく分けられています。泉質によってさまざまな効果があることがわかっていますが、病気や症状によっては入浴や飲用できないものもあるので、利用の際には医師の指導を受けるなど、十分確認することが必要です。
※適応症はすべての人に効果があるというものではありません。

単純温泉

湧き出しているお湯の温度が25℃以上で、イオンやガス分の含有量が少ない温泉です。PH8.5以上のものはアルカリ性単純温泉と呼びます。いずれも肌に優しいのが特徴です。岐阜県の下呂温泉など各地にあります。

温泉 イメージ

適応症・浴用

神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、冷え性、疲労回復などの一般的適応症

適応症・飲用

消化促進、利尿作用など

二酸化炭素温泉

お湯に炭酸ガスが溶け込んでおり、入浴すると体に炭酸ガスの泡が付くのがわかります。飲むと炭酸ののどごしがさわやかです。大分県の長湯温泉などがあります。

適応症・浴用

高血圧症、動脈硬化症、切り傷、やけどなど

適応症・飲用

慢性消化器病、慢性便秘など

炭酸水素塩泉

主成分として炭酸水素と、ナトリウムやカルシウム、マグネシウムなどを含む温泉で、重曹泉と呼ばれるナトリウム‐炭酸水素塩泉は美肌効果が高いといわれています。和歌山県の川湯温泉などがあります。

温泉 イメージ

適応症・浴用

慢性皮膚病、切り傷、やけどなど

適応症・飲用

動脈硬化病、糖尿病、肝臓病など

塩化物泉

日本には多い泉質で、塩化物イオンとナトリウムやカルシウム、マグネシウムなどを含みます。塩分が主成分なので、温まりやすく湯冷めしにくいのが特徴です。また、飲むと塩辛い味がします。石川県の片山津温泉など、各地の温泉に見られます。

適応症・浴用

慢性婦人病、虚弱児童、慢性皮膚病など

適応症・飲用

慢性消化器病、慢性便秘など

硫酸塩泉

温泉の主成分として硫酸イオンとナトリウムやカルシウム、マグネシウムなどを含む温泉のことで、血行をよくする働きがあります。群馬県の法師温泉はカルシウム‐硫酸塩泉の一例です。

適応症・浴用

動脈硬化症、慢性皮膚病、切り傷、やけど

適応症・飲用

糖尿病、痛風、肥満症、胆石症など

含鉄泉・含銅-鉄泉

含鉄泉は名前のとおり鉄分を含んだ温泉で、空気に触れると鉄分が酸化し、湯が赤褐色になります。保温効果が高いのが特徴。兵庫県の有馬温泉などが代表例です。含銅-鉄泉は銅と鉄を含みます。

温泉 イメージ

適応症・浴用

月経障害など

適応症・飲用

貧血など

含アルミニウム泉

アルミニウムイオンを含む温泉です。アルミニウムと鉄を含む、群馬県の万座温泉などがあげられます。

適応症・浴用

神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、冷え性など

硫黄泉

硫黄を含んだ温泉で、日本には比較的多く見られます。硫化水素型は卵が腐ったような臭いが特徴で、白く濁っている湯もあります。日光湯元温泉などに見られます。
※高齢者や乾燥肌の人、皮膚粘膜の過敏な人は入浴を避けましょう。

適応症・浴用

高血圧症、動脈硬化症、慢性婦人病、慢性皮膚病など

適応症・飲用

痛風、慢性便秘など

酸性泉

温泉水の中に多量の水素イオンが含まれるもので、酸性のお湯です。日本には多い泉質ですが、ヨーロッパではほとんど見られません。群馬県の草津温泉などがあります。

適応症・浴用

慢性皮膚病など

適応症・飲用

慢性消化器病など

放射能泉

温泉水中にごく微量のラドンを含むもので、微量の放射能には健康効果があることが実証されています。鳥取県の三朝温泉などに見られます。

適応症・浴用

動脈硬化症、痛風、胆石症、慢性婦人病、慢性皮膚病など

適応症・飲用

痛風、胆石症、慢性消化器病など

入湯時の注意事項
  • 温度に体を慣らすため、かけ湯をする。
  • 長湯は避ける。
  • 水分を補給する。
  • 入浴は1日3回まで。
  • お酒を飲んで入らない。
  • 食事の直後は入らない。
  • スポーツの直後は入らない。
  • 禁忌症のある人は温泉に入らない。

※急性の病気で特に熱がある場合、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、心不全、出血性の疾患、重い貧血、そのほか重い病気や妊娠中(特に初期と末期)

行ってみたい!e-Patio会員おすすめ温泉

e-Patio会員のみなさんのアンケート結果から、おすすめの温泉をピックアップしました。今度の旅行の計画に、いかがですか?

城崎温泉(兵庫県)

城崎温泉(兵庫県)
写真提供/豊岡市

川縁に柳並木がなびく風情ある温泉街には温泉旅館のほか7つの外湯があり、これを巡るのが城崎温泉の醍醐味です。温泉街には湯飲み場や足湯もあります。志賀直哉の小説『城崎にて』の舞台としても有名で、夏は足を伸ばせば海水浴、冬はカニと季節の楽しみも多彩。泉質は塩化物泉です。

南紀白浜温泉(和歌山県)

南紀白浜温泉(和歌山県)
写真提供/白浜町

有馬、道後と並び日本三大古湯に数えられる温泉です。6つの外湯があり、そのうちの「崎の湯」は湯船から海までわずか10メートルという露天風呂。雄大な太平洋を眺めながらの入浴は格別です。伊勢エビ料理やクエなど豊富な海の幸が楽しめるほか、リゾート地ならではの観光・レジャーも充実しています。泉質は塩化物泉、炭酸水素温泉ほか。

あわら温泉(福井県)

あわら温泉(福井県)
写真提供/あわら市

関西の奥座敷と呼ばれる落ち着いた温泉です。田園に囲まれた温泉街は静かなたたずまいで、それぞれの旅館が工夫を凝らした露天風呂や内風呂を用意しています。「湯めぐり手形」を購入すれば、温泉街の施設や旅館の湯を、どこでも楽しむことができます。冬は越前ガニの季節。周辺には東尋坊や永平寺、福井県立恐竜博物館などの見どころもあります。泉質は塩化物泉です。

十津川温泉(奈良県)

十津川温泉(奈良県)
写真提供/十津川村

二津野ダムのほとりにある山間の温泉地で、日本百名湯のひとつにも選ばれました。十津川村は2004年に全国初の「源泉掛け流し宣言」をした村で、すべての施設が源泉掛け流しの新鮮なお湯を使っています。泉質は炭酸水素塩泉。

赤穂温泉(兵庫県)

赤穂温泉(兵庫県)
写真提供/赤穂市

近畿からは日帰りでも行ける手軽な温泉です。温泉街の旅館の中には食事と入浴の日帰りプランを用意しているところもあり、赤穂の新鮮な海の幸と温泉が楽しめます。近くには赤穂浪士ゆかりの赤穂城跡や大石神社花岳寺などがあり、歴史ファンにもおすすめです。泉質はカルシウム塩化物泉や放射能泉など。

そのほかにもおすすめの温泉について、たくさんのご回答をいただきました。

阿寒湖近くの温泉 湖面を見ながらの露天風呂は最高。
湯郷温泉 よいお湯でほっこりしました。
勝浦温泉 温泉の種類も豊富で、1泊では物足りないほど。料理もおいしく、関西からは近いのでリフレッシュにいいです。
シルク温泉 丹後地方に来るまで出かけたときは、休憩に入るお風呂です。お肌が絹のようにツルツルになります。
川湯温泉 大自然に囲まれて川の中に湧く温泉に浸かると、日常を忘れて楽しめます。
洞川温泉 美しい自然がいっぱいでいやされます。水や豆腐がおいしいです。
湯村温泉 泉質がよくて街全体に温かみがあり、海が近くて魚もおいしい。酸
道後温泉 観光客用と地元客用がしっかりと分かれており、観光客でも利用しやすくなっているのがよい。近隣に風俗街などなく健全。
福地温泉
(奥飛騨温泉郷)
焼岳が見えて源泉掛け流しの温泉で泉質よく、食べものも田舎の素朴な料理が出てとても落ち着きます。
河口湖温泉 河口湖のむこうに雄大な富士山を見ながらの温泉は最高。
鳴子温泉 冬の雪に埋もれた鳴子温泉の湯量の豊富さには驚きました。
片山津温泉 それまで一度も温泉の効能を感じたことがなかったが、ここの温泉に入ったときは真冬にもかかわらず、翌日まで体が温かいままでした。お肌もぷるぷるで絶好調でした。
湯布院温泉 砂蒸し風呂が寝てしまいそうになるぐらい気持ちよかった。結婚前に母とカーネーション旅行で行った思い出の場所です。
別府温泉 地獄めぐり、高崎山の猿、石仏など観光地が近辺に多くある。
玉造温泉 お湯が熱すぎず、ぬるすぎずのちょうどいよい温度で何時間でも入っていることができます。
黒川温泉 趣のある街の雰囲気と宿のたたずまいが気に入っています。
三朝温泉 できれば昔ながらの旅館で掛け流しの温泉がおすすめ。
北琵琶湖長浜温泉 琵琶湖の雄大な景色と歴史的な建物が多いところ。
湯の峯温泉 温泉の質がよいのはいうまでもないが、ひなびた感じがよく、ストレス解消にはもってこい。世界遺産の熊野古道の中にあるのも希少価値です。
法師温泉 情緒があってすごくいい感じ。情報源は映画。『悪魔の手毬歌』で知って、一度行ってみたいと思いました。
一泊二日でめぐる関西「わっと もっと Family Trip」

関西電力のウェブサイト「関西・若狭の観光ガイド」では、海、山、温泉、古都など、見どころの多い関西・若狭の観光スポット情報をたっぷりとご紹介しています。中でも、「わっともっと Family Trip」では、各地の見どころはもちろん、歴史や文化からおいしいもの、お祭りの数々まで盛りだくさんの情報で、一泊二日の旅をご案内しています。家族旅行の計画に、グループでの小旅行にぜひお役立てください。

「わっともっと Family Trip 」はこちら

今回、ご協力いただいたのは

社団法人日本温泉協会

温泉の保護や適正利用の普及を目的とした公益法人です。温泉に関する資料を作成するほか、温泉に関する知識の普及や温泉地の紹介、温泉に関する研究会などの開催、温泉の地質や掘削、引湯、泉源保護や温泉地の地域振興の現地調査や指導、あっせんなど多岐にわたる業務を展開しています。
サイトはこちら

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