ここを押さえて引越し上手

入学、就職、転勤など、3月、4月は1年で一番転居の多い季節。新天地での生活には胸躍りますが、その前に待っているのが引越しです。荷造りや各種手続きなど、引越しにはさまざまな作業が伴います。そこで、今回は引越しのプロに引越し上手になるコツを教わりました。

引越し上手になるコツ 4箇条

1 引越しチェックリストを作ろう
引越しに伴う手続きをリストにしてチェックすれば、もれや間違いを防げます。
2 引越しの見積もりは業者に自宅に来てもらう
業者に自宅を見てもらい、見積もりを比較しましょう。
3 いらないものの処分は早めに
引越しを考えはじめたら、不要品の処分もはじめましょう。
4 新居のレイアウトのイメージ図を作ろう
どのように家具を置くか簡単に決めておくと、業者への指示もスムーズに運びます。

段取り上手で引越し上手

新居と引越し日が決まったら段取りを整理して、早いうちから準備や引越しに伴う手続きを進めていきましょう。

1.引越し前の手続き
住居転出届

旧住所の市役所、町村役場へ転出予定日までに届け出ます。(同一市町村の場合、引越し後に届け出ます)。年金、保険、医療や福祉関係などの必要に応じた手続きも転出届に引き続いて済ませておきましょう。

通信

電話の移転届は局番なしの「116」に電話連絡し、旧居の電話の停止日、新居の電話取り付け希望日を申し込みます。また、郵便局に転送届けを提出しておけば、旧住所宛の郵便物が1年間新住所に転送されます。

電気・ガス・水道の使用

所轄の営業所に使用中止の連絡をします。引越し当日でも可能ですが、分かるようであれば新居の電気使用申込みも事前にしておきましょう。ガスは新居の開栓工事の予約も必要です。

2.引越し業者を選ぶ
見積もりを依頼する

引越し業者を選ぶ

見積もりは電話ではなく、実際に自宅で家財を見てもらいます。これを怠ると、業者との間で行き違いが生じる可能性があります。見積もりの時期は1カ月ほど前が適当です。

3.荷物整理と荷造り
不用品の整理は早めに

引越しの中でも大きなポイントを占めるのが荷造りです。荷物が少なくなるよう、不要品はリサイクルや廃棄など、できるだけ早めに処分します。粗大ゴミなど自治体へ連絡が必要なものも早めに対応します。

「すぐ使うもの」は最後に梱包

積み込み作業のようす

まず、日ごろ使わないものから荷造りをはじめます。引越し当日まで使っていたものは引越し先でも最初に必要なものです。「すぐ使うもの」というケースを作って最後に梱包し、わかりやすくしておけば引越し先でもスムーズに生活が始められます。

重いものは小さめの箱に

書籍や食器など重いものは小さめの箱に、できるだけきっちりすき間のないように詰めます。すき間があると食器など破損の原因になります。箱の底はガムテープで十文字に止める程度で大丈夫です。重いものが入っているからと過剰にテープを貼ると手が滑るため、作業効率が低下します。

適切な量を詰める

ダンボール箱はふたが盛り上がっていると、箱を積み重ねることができないため、トラックへの積み込みなどの効率が悪くなります。適切な分量を詰めるようにしましょう。また、箱の上面と側面に中身を記入しておくと、後で見つけやすくなります。

電化製品

冷蔵庫や洗濯機は前日に水を抜き、コンセントを抜いておきます。オーディオ類はケーブル類を取り外し、まとめておきます。その際、対応するジャックとケーブルに印を付けておけば、新居での配線も楽になります。また、天井の照明などの積み込みも忘れないようにしましょう。

貴重品は自分で運ぶ

現金や宝石などの貴重品、新居の鍵は引越し当日に自分で持ち運べるよう、準備しておきます。

4.引越し当日
作業に立ち会う

家財設置作業のようす

引越し作業には旧居、新居とも家族の誰かが立ち会った方がいいでしょう。例えば、旧居では妻が残って掃除をし、夫は新居で家具の配置を指示するといったふうに役割を分担しておきます。また、新居ではどこにどの家具を置くか、イメージ図を見ながら指示を出すと、間違いも少なく安心です。

電気・ガス・水道の使用

電気は事前に連絡をしていない場合、所管の営業所に連絡します。
ガスは所管のガス会社に電話で連絡すると係員が来て立会いのもと開栓してくれます。
水道は使用開始の連絡方法が地域によって方法は異なりますが、はがきや電話で申し込みをします。

5.引越し後の手続き 
住民転入届

転入後14日以内に、新住所の市区町村へ届けます。印鑑登録や必要に応じて年金、保険、医療や福祉関係の手続きも済ませておくとよいでしょう。

運転免許証・自動車登録

運転免許証、車庫証明の住所変更は新住所の所轄警察署へ、できるだけ早く届けます。車検証の住所変更は転入後15日以内に軽自動車は軽自動車検査協会、その他普通乗用車などは新住所の運輸支局へ届けます。

もっと引越し上手に

引越しのピーク時期をはずす

2009年の引越しピーク 3月20日(金)~4月5日(日)

3月下旬から4月上旬は1年で一番引越しが多い時期です。特に3月28日から31日はどの引越し業者も忙しく、人手が足りなくなりますが、1週間日程をずらすだけで混雑度がかなり違います。
また、引越しは月末、週末に集中します。混雑を避けるなら月曜から木曜の平日に、月でいえば3、4、9月が多く、1、2、5、6、11月は空いています。空いている時期は引越しの質が高いだけでなく、割引などのサービスがあることもあり、おすすめです。

節約するなら梱包は自分で

梱包 イメージ

引越し業者のサービスで費用がかかるのが梱包です。節約したい場合は、荷物の梱包を自分ですませると、かなり費用が抑えられます。業者によっては、食器を包まずにそのまま入れて移動できる専用のボックスなど、便利な梱包材を提供しているところもあるので、まずは問い合わせてみましょう。

箱の中身がわかるように写真を活用

梱包前に棚や引き出し単位で写真を撮り、中身を詰めた箱に写真を貼っておくと、どの箱に何が入っているか一目でわかりやすく、新居での開梱や収納作業も楽になります。

パソコン イメージ

パソコンのバックアップは忘れずに

最近はパソコン専用の梱包材などを用意している業者も増え、精密機器の扱いにも細心の注意が払われていますが、万一の時にそなえ、大切なデータはDVDなどにバックアップをとっておきましょう。可能なら自分で運搬する方が安全でトラブルも回避しやすくなります。

タンスは中身を空け、引き出しを入れて移動

タンスの中身を入れたまま運んだり、引き出しを抜いて、骨組みだけでタンスを移動するとタンスにゆがみが生じ、引き出しの開け閉めなどがスムーズでなくなる可能性があります。タンスの中身は必ずダンボール箱などに移し、引き出しを入れた状態で運ぶのが、家具の傷みを防ぐポイントです。

そのほか

プロバイダ、銀行、クレジットカード会社、生命保険、火災保険などの保険会社への連絡も忘れずに。

関西電力 電気の引越しについて

引越しによって新たに電気の契約や廃止をする場合、手続きが必要です。引越し予定日が決まったら、早めに関西電力に連絡しましょう。手続きは電話のほか、インターネットでも受付けています。また、口座振替による電気料金の支払いは、関西電力のサービス区域内であれば引き続き利用できます。

地域により異なる周波数

なお、電気器具は地域によって使える周波数が異なります。電気器具の表示が「50Hz/60Hz」と書かれているものであれば、全国どこでも使用できます。「60Hz」と書かれたものは、右図のように静岡県の富士川と新潟県の糸魚川を結ぶ線を境界とし、その西側で使用でき、「50Hz」のものは関西では使用できなかったり、使えても故障したりする場合があります。引越しの際には十分確認しましょう。
(詳しくは、メーカーおよび電気店にご相談ください)

関西電力 電気のお引越し手続き 詳しくはこちら

今回、ご協力いただいたのは

アートコーポレーション株式会社

アート引越センター( アートコーポレーション株式会社)
営業推進部長 佐原弘之さん

1977年に引越し専業の会社「アート引越しセンター(株)」を設立。業界初のさまざまなサービスを生み出すとともに、地球環境にやさしい車両の導入や、ゴミゼロを目指した食器用の梱包資材「エコ楽ボックス」の開発など、新しい試みを進めてきました。現在は、全国約100拠点で引越し事業を展開しています。
引越しは新天地への第一歩です。ご自身でも楽しみながらお引越しを進めてください」と佐原部長はエールを送ってくださいました。

ページトップへ
copyright© 2002-2012 THE KANSAI ELECTRIC POWER CO.,INC. ALL Rights Reserved.
かんでんe-Patioに掲載されている情報は、関西電力株式会社が提供しております。 関西電力