「へしこ」とは、福井県若狭地方で越冬の保存食として長く食されてきた、魚のぬか漬けのことです。今回は、「へしこの町」をかかげる福井県美浜町※から、へしこの作り方や料理法について、当地の特産品や名所とあわせてご紹介します。
※美浜町は2005年にへしこの町として商標登録しています。
協力/美浜町商工観光課

実際に、へしこの作り方を見てみましょう。美浜町観光PRキャラクターの「へし子ちゃん」に案内してもらいます。
サバを背開きにし、内臓、血合いを取り、洗います。

サバにたっぷりの塩をまぶし、丁寧に樽に漬け、約1~2週間寝かせます。
水が浮いてきたら、一度サバを全て取り出し、塩を落とします。樽に残った塩や水分を煮詰めます。これを「しえ」と呼びます。
しょうゆ、酒、みりんに「しえ」 を加えて、調味液を作ります。

樽にぬかを敷いてサバをのせ、調味液をふりかけます。さらにその上にぬか、サバ、調味液を敷く手順を繰り返し、最後にサバが見えなくなるまでぬかを敷き詰めます。重石をのせて冷暗所で保管し、約1~2年※寝かせます。
※漬ける日数は、気候や場所により変わります。
へしこは軽くあぶったり、スライスして生のままいただいたりと、さまざまに楽しめます。また、どんな料理にもよく合うのがへしこの魅力。へしこそのものにうまみがあるので、簡単においしく仕上げることができます。
材料
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…200グラム |
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作り方
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美浜町では日本海の恵みを受けた、四季折々の美しい自然や豊かな食材を楽しむことができます。そのうち今回は、冬から春にかけてのおすすめ料理、観光スポットをご紹介します。

美浜町の冬のもてなし料理として、近年、脚光を浴びているのがふぐ料理。敦賀半島突端の丹生(にゅう)湾や日向(ひるが)湖などで養殖、蓄養が盛んに行われています。冬の荒々しい日本海で成長するトラフグは、身が引き締まっておいしいと評判です。

福井県のズワイガニは「越前がに」ともいわれ、最高級ブランドとして、多くの人に愛されています。身の詰まったぷりぷりの食感が特徴で、冬には関西近郊からも、かに料理を目当てに多くのツアー客が訪れ、漁港も宿も大にぎわいを見せます。

12月~2月に、寒ブリの大敷網(おおしきあみ)漁が行われます。大敷網は古くから美浜で行われている定置網で、網の大きさ、水揚げ量とも、福井県で大きな規模を誇っています。美浜で獲れる天然の寒ブリは、脂がのり、臭みもないので、魚が苦手な人にもおいしいと人気です。

毎年1月第3日曜日に行われる「水中綱引き」は約370年前から伝わる伝統行事で、国の選択無形民俗文化財にも指定されています。その昔、大蛇を長い綱で退治したという伝承にまつわる神事で、三方五湖のひとつ、日向(ひるが)湖と日本海を結ぶ運河に、長さ40メートル、直径30センチの綱を渡し、寒空の下、水に飛び込んだ青年たちが、東西に分かれて綱をひき合い、ちぎれる早さを競います。会場では、ブリ汁や青竹に入った酒のふるまい、鮮魚の販売なども行われます。
三方五湖は、淡水の三方(みかた)湖、海水の日向(ひるが)湖、海水と淡水が混じる水月(すいげつ)湖、菅(すが)湖、久々子(くぐし)湖の5つの湖が、周囲の山々とともに複雑に入り組んだ美しい景観を造り出しています。湖それぞれに水質と水深が違うので、微妙に色が異なり、五色の湖とたたえられています。2005年には国際ラムサール条約の指定湿地に登録されました。多種多様な魚が住み、釣りスポットとしても人気です。

ジェットクルーズは、久々子(くぐし)湖畔のレークセンターにある遊覧船発着場から出発する、ジェット船による三方五湖観光です。五湖巡りの中でも、特に断崖絶壁が続く浦見川を通り、日向湖を除く4つの湖を約40分で巡ります。

美浜発電所は、1970年11月に電力会社初の商業用原子力発電所として運転を開始。同年に開催された万国博覧会に、日本で初めての原子力による電気を送りました。現在は、1号機、2号機、3号機合わせて166万6千キロワットの電気を発電しています。
隣接する美浜原子力PRセンターでは原子力発電のしくみについて、模型や映像などの展示を通して楽しく学ぶことができます。

また、PRセンターと発電所を結ぶ丹生大橋のたもとには、「日本の名松百選」「日本の白砂青松百選」にも選ばれた樹齢300~600年の黒松が群生しています。これらの松は日本海の荒波に洗われ、根が特異な形となって地面に出ていることから「根上がりの松」と呼ばれ、発電所でも大切に保護、育成しています。







