大阪が全国に誇る“たこ焼き”。ベースになる食材は、粉、卵、だし汁と、どこの家庭でも常備されているものばかり。今回は、プロも唸る美味しいたこ焼きの作り方をお教えします。 また、このコロコロしたユーモラスな形のたこ焼きに、一体どんなルーツがあるのでしょう。誕生から現在までの歴史を探り、関西の食文化を振り返ってみましょう。
お祭りの屋台で、街角のお店で、何気なく目にするたこ焼き屋さん。大阪名物といわれるけれど、一体だれが考えたのでしょう。2006年7月にオープンした「大阪たこ焼きミュージアム」を訪れて歴史を探るとともに、たこ焼き研究24年の熊谷真菜さんにお話を伺いました。

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たこ焼きよりも古く庶民に親しまれていたのが、江戸時代に誕生したといわれる明石焼。兵庫県の明石では今も “玉子焼”とよばれて親しまれています。明治から大正時代に屋台で発展。一説では明石焼は、かつて明石の特産品だった模造サンゴ「明石玉」からヒントを得て、作られたのではないかともいわれています。現在のように、商売として始めたのは、大正8年から玉子焼きの屋台をひいていた明石市樽屋町の向井清太郎氏といわれています。 明石焼きは、明石を代表するグルメとして、今は全国にその名を知られるようになりました。 |
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次に登場するのが、大正時代に生まれたといわれるちょぼ焼。小麦粉を水で溶いた生地を、窪みのついた鉄板にちょぼちょぼと流して焼きます。具はこんにゃく、紅しょうが、えんどう豆などを入れ、上からしょうゆを垂らすというスタイル。 昭和初期まで、主に子どものおやつとして家庭や屋台で見られました。 |
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子どものおやつだったちょぼ焼きから、大人も満足できる味へと進化していく過程で生まれたのが昭和のラヂオ焼。スジ肉などを入れるのが特長です。当時、ラジオが普及し始めた頃で、“ラジオ”という言葉が新しいことの象徴だったため、この名前がついたといわれています。昭和8年、現在も西成区に本店をもつ「会津屋」が、ラヂオ焼にスジ肉やこんにゃくを入れて販売していました。
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昭和10年(戦前)、「会津屋」の初代店主・遠藤留吉氏が、お客さまから「明石はタコを入れてるよ」という言葉がヒントになって、たこ焼きがスタート。この頃は、まだしょうゆ味の生地をそのまま、つまんで食べるのが一般的でした。
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戦時中は、小麦粉も卵も高級品となり、たこ焼きが世の中に復活し始めたのは戦後まもなくのこと。しだいにソース味、青のり、かつおぶしとトッピングも多彩になりました。昭和末頃にはマヨネーズ入りが登場。 平成の今も、新しい味・新しい工夫を凝らし、たこ焼きは進化し続けています。
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大阪では一家に一台はあるといわれる“たこ焼きナベ”。 今回はプロも唸るたこ焼きレシピをご紹介します。まずは基本編をマスターしましょう。
資料提供/日本コナモン協会 協力/大阪たこ焼きミュージアム
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たこ焼きホームパーティを開きませんか?ワイワイとみんなで作ればいっそう盛り上がることでしょう。目先を変えたアイデアたこ焼きなら、ちょっとした集まりにもぴったり。アドバイスをいただくのは、創作たこ焼きで新境地を開く『芋蛸』の店主・槌谷俊彦さん。家庭でも簡単にできる変り種たこ焼きについて教えていただきました。
| たこ焼きは、香り+食感が大切。 | |
| 材料から、そのものの味(エキス)が出るような具を選ぶと良い。 | |
| 小麦粉は味の特徴が強いので、それに負けないだし汁を使うこと。 |

ひっくり返す前にマヨネーズをかけると、グラタンのようなクリーミーさが味わえます。
牡蠣から、良いだし汁が出るので、ポン酢であっさりいただきましょう。
ハマグリなどの魚介類もオススメです。旬の素材を使って季節を楽しみましょう。
ハモは湯引きしないで、骨切りした生のものを使ったほうが、エキスが出ておいしく仕上がります。
餅は小さく角切りにしたものを用い、チーズは、角切りを中に入れても、とけるチーズをトッピングしてもOKです。お好みでどうぞ!
イタリアン風たこ焼きの出来上がり!「これが意外に美味しい」と槌谷店主も絶賛。
他にもお好みでいろんな具&トッピングを楽しんでみてください!
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槌谷店主コメント |
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大阪たこ焼きミュージアム 2006年7月にユニバーサル・シティウォーク大阪にオープンした、たこ焼き専門の全国初のフードテーマパークです。たこ焼きの歴史を知る「ものしりゾーン」、洋風縁日「カーニバルゾーン」、「ミュージアムショップ」など、ノスタルジックな雰囲気の中で、コテコテの大阪が楽しめます。先ほどご紹介した、たこ焼きの元祖といわれる「本家 会津屋」、創作たこ焼きで人気の「芋蛸」を含め、個性豊かな5店舗が顔を揃えます。ぜひ食べ比べに行ってはいかがでしょう。 |
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日本コナモン協会は、たこ焼き、お好み焼きだけでなく、麺類、餃子、
パン、パスタなど、日本、世界各地のさまざまな粉料理=コナモンを
再発見し、粉食文化の継承と発展をめざし、楽しく探求し、おいしく
食べて、おもしろく伝えあう日本初の民間道楽団体として、2003
年5月7日のコナモンの日に設立されました。会長にタコヤキストで
も有名な熊谷真菜さん、理事に民族学者の石毛直道さん、伝承料理
研究家の奥村彪生さんなど、ユニークな顔ぶれで全国的に活動を展開中。 |
















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