2004年度の日本国内からの海外旅行者数は、なんと1,683万人(※)。これほどたくさんの方が海外旅行に行かれているんですね。
皆さんどんな目的で海外旅行に行かれているのでしょう?レジャーのため、リゾートで休息するため、外国の文化を学ぶため…?
「外国の文化を学びたい」と思っている方!もちろん旅行も良い方法ですが、日本国内でも「外国の文化を学ぶ」ことはできるんですよ。その国の文化を日本で広めたい、知ってもらいたいと活動・営業している施設やお店が関西にもいっぱい。
「関西で触れる外国文化」では、そんなスポットを国別にご紹介します。
今回は、今日本や台湾でブームが吹き荒れている韓国をとりあげます!
(※(株)JTB調べ)
| 名称: | 大韓民国(韓国)【テーハンミングッ】 Republic of Korea または South Korea |
| 首都: | ソウル |
| 言語: | 韓国語。 文字はハングル。李氏朝鮮第4代国王・世宗【セジョン】により、1443年に『訓民正音【フンミンジョンウム】』として制定された。 |
| 面積: | 9万8,480平方キロメートル(世界107位、2004年現在) |
| 人口: | 約4,856万人(世界24位、2004年現在) |
| 通貨: | ウォン(KRW) |
●高麗美術館
上賀茂神社にほど近い、閑静な住宅街の中にある高麗美術館。訪れると、ユーモラスにも見える表情をたたえた大きな石像が私たちを迎えてくれます。
ここは、在日一世の故・鄭詔文(チョン・ジョムン)氏が約50年前骨董屋で出逢った、ある李朝期の白磁に心打たれて以来、私財を投じ収集した朝鮮半島の工芸品を保管・展示している日本で唯一の専門美術館です。
そのすべてが日本国内で集められたものであり、半島から日本へのものの渡来、特に戦前渡ってきたものが多いことをしのばせます。中にはもう今の半島にはない希少価値の高いものも。
また、約65年もの間望郷の念を抱き続けた鄭氏は、その思いを転じて日本における朝鮮半島の文化の研究にも力を注ぎ、『日本のなかの朝鮮文化』という研究季刊誌も出版されました。この季刊誌の中心メンバーには文豪・司馬遼太郎氏や多くの日本の学者や芸術家もいました。
ここは、在日一世の故・鄭詔文(チョン・ジョムン)氏が約50年前骨董屋で出逢った、ある李朝期の白磁に心打たれて以来、私財を投じ収集した朝鮮半島の工芸品を保管・展示している日本で唯一の専門美術館です。
そのすべてが日本国内で集められたものであり、半島から日本へのものの渡来、特に戦前渡ってきたものが多いことをしのばせます。中にはもう今の半島にはない希少価値の高いものも。
また、約65年もの間望郷の念を抱き続けた鄭氏は、その思いを転じて日本における朝鮮半島の文化の研究にも力を注ぎ、『日本のなかの朝鮮文化』という研究季刊誌も出版されました。この季刊誌の中心メンバーには文豪・司馬遼太郎氏や多くの日本の学者や芸術家もいました。
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| 高麗美術館 |
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| 高麗美術館の標札。 司馬遼太郎氏が白磁に筆書きした陶板 |
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|---|---|---|
| 展示の様子 | 白磁の水滴。 現代においても斬新と思えるデザイン |
薬ダンスなどの家具 |
88年の開館以来、ひたすら朝鮮半島の文化を伝えてきた高麗美術館。
展示されている工芸品や、閲覧ができる朝鮮半島文化関係の蔵書などで、朝鮮半島文化のすばらしさと、韓国と日本の文化の深い繋がりを知ることができます。
古代から中国より伝わり発展してきた朝鮮半島の陶磁器ですが、観覧していると、時代にともなった陶磁器の変遷、日本や中国の陶磁器との違いがよくわかります。
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|---|---|---|
| 青磁 10世紀ごろから作られるようになった陶磁器。時代が進むにつれ、文様など複雑な絵柄が加えられるようになった (写真:「青磁象嵌菊花文盒子」) |
粉青沙器 日本では「三島」の名で知られる技工の陶磁器。13世紀ごろから庶民向けの陶磁器として民間の窯から作り出された (写真:「粉青白地掻落蓮華文扁壺」) |
白磁 15世紀ごろから王侯貴族のために作られ始め、次第に庶民にも広がった。時代が進むにつれ白さときめ細やかさを増す (写真:「白磁壺」) |
高麗美術館
| 住 所: | 京都市北区紫竹上岸町15 |
|---|---|
| 電 話: | 075-491-1192 |
| 開館時間: | 10時~17時 (入館は16時30分まで) |
| 休 館 日: | 月曜日 (ただし、祝日と重なる場合は翌日) 年末年始・展示替期間 |
| 入 館 料: | 一般 500円(団体400円) 大高生400円(団体320円) 小中生300円(団体240円) ※団体は20名以上 |
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●李朝喫茶 李青
高麗美術館から鴨川沿いに南へ下った、京阪出町柳駅のほど近くに『李朝喫茶 李青』はあります。
緑に囲まれたドアをくぐると、そこには心落ち着く空間が。1998年にオープン以来、たくさんの人びとがこの独特の静けさ、落ち着きを求めて来店します。
緑に囲まれたドアをくぐると、そこには心落ち着く空間が。1998年にオープン以来、たくさんの人びとがこの独特の静けさ、落ち着きを求めて来店します。
「韓国の文化を日本人や在日コリアンの人たちに伝えたいと、このカフェを始めようと思いました。それには、目で見る文化と味わう文化というものを兼ね備えたかった」とオーナーの鄭玲姫(チョン・ヨンヒ)さん。
店内の調度品や李朝家具、陶磁器などはひとつひとつ鄭さんが買い集めたものだそう。
やはり注目すべきは韓国の伝統茶。李青では12種類もの伝統茶(各500円)を用意しています。
「日本や中国のようにお茶の葉を使ったお茶ではなく、元気を出したり、身体を休めたりするための工夫がされた飲みものです。朝鮮半島の女性は働き者。儒教思想による男尊女卑の風潮の強い中で、彼女たちはつつましく夫に仕え、子どもを育ててきました。その中で様々な食材や生活用品をより使いやすく、身辺を心地よく便利にするための知恵を絞り美しく暮らそうとしてきました。伝統茶もそういう中で生まれた半島の女性文化のひとつと言えますね」と鄭さん。
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| 李青の外観 |
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| 落ち着いた雰囲気の店内 |
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|---|---|---|
| 絶妙なバランスの調度品 | この雰囲気の中お茶を いただけるなんて幸せ… |
お茶にもその国や地域の文化が、現れてくるなんて、興味深いお話。
ぜひ皆さんも、伝統茶の味と世界、そして李青の素敵な雰囲気を味わいに行かれては?
韓国の茶文化には2つの系統があり、1つは日本と同じ緑茶、1つは伝統茶でした。
今、「伝統茶」といわれているお茶は、李朝時代に入ってから仏教が廃れたことにより緑茶も一般化しなくなり、代用茶として生まれたお茶です。身近な野山で採れた実や葉、根、茎等から作り、飲みやすくするため蜂蜜などで味付けされているなど、日本や中国の茶葉から煮出すお茶とは大きく異なっています。
今、「伝統茶」といわれているお茶は、李朝時代に入ってから仏教が廃れたことにより緑茶も一般化しなくなり、代用茶として生まれたお茶です。身近な野山で採れた実や葉、根、茎等から作り、飲みやすくするため蜂蜜などで味付けされているなど、日本や中国の茶葉から煮出すお茶とは大きく異なっています。
| ・柚子茶(ユジャチャ) |
ゆずの皮と実を刻み、マーマレード状に漬け込んだものをお湯に溶いて飲む |
|---|---|
| ・ナツメ茶(テチュチャ) | ナツメを蜂蜜や砂糖で煮込んだお茶。ビタミンCが豊富 |
| ・五味子茶(オミジャチャ) | 甘・辛・苦・塩・酸の5つの味を持つという五味子の実を干したものを煮出して作る。甘酸っぱくさわやか |
| ・梅実茶(メシルチャ) | 梅のエキスを絞り出したものを蜂蜜漬けにしたお茶。ジェル状のものをお湯に溶かして飲む。アルコールのない梅酒のような味 |
| ・人参茶(インサムチャ) | 高麗人参を弱火で煎じたものや、それを粉末状に加工したものを湯で溶いて飲むなどする。独特のクセのある味 |
| ・ユルム茶 | ハト麦にクルミや松の実等をすりつぶしたものをお湯で溶くオートミールのようなお茶 |
| ・水正果(スジョングァ) | 干し柿を煮出し、それにシナモンで香りを、蜂蜜で甘味をつけた冷たいお茶。韓国では冬でも、オンドルで暖かくした部屋で飲まれている |
| ・コーン茶(オッススチャ) | 大粒のとうもろこしを焙煎したものを煮出す。香ばしい香りとほのかな甘味が特徴 |
李朝喫茶 李青
| 住 所: | 京都市上京区河原町今出川下ル梶井町448-16 |
|---|---|
| 電 話: | 075-255-6652 |
| 営業時間: | 11時~18時 (ラストオーダー17時30分) |
| 定 休 日: | 月・火曜日 ※お正月の14日間・お盆の10日間は休業 |
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●四天王寺ワッソ
古代の大阪は「難波津(なにわのつ)」と呼ばれ、開かれた港に大陸からの船が往来する国際都市、そして国際交流の拠点でした。聖徳太子が593年から建立を始めた日本最古の官寺・四天王寺は、当時港からほど近く、国際外交の場として重要な役割を果たしました。
「四天王寺ワッソ」はこの古代の国際交流を、数千人の一般市民の大巡行を中心として現代に雅やかに再現するお祭り。「ワッソ」とは、韓国語で「来た」の意味で、海を越えてやってきた人を迎える意味を込め、祭りの名前として掲げています。
四天王寺ワッソはメインイベントとサブイベントに分かれています。
メインイベントは巡行と公演。巡行は、四天王寺で国際交流が行われていた当時の様子を再現、四天王寺へ新羅、百済、高句麗、伽耶など半島各国の王や知識人が来訪する様を描き出します。
また、「プンムルノリ」という音楽を鳴らしたり歌ったりしながら道を練り歩く伝統芸能やきらびやかに着飾った女性の舞などが公演されます。
どのイベントもエネルギッシュ。また、当時の民族衣装や民俗楽器などが目新しく、見る者を楽しませてくれます。
サブイベントは、「韓流・阪流広場」と題した催し広場。韓国と大阪の食べ物の屋台、舟だんじりの展示、グッズ販売などがおこなわれ、終日来場者を楽しませてくれます。
「四天王寺ワッソ」はこの古代の国際交流を、数千人の一般市民の大巡行を中心として現代に雅やかに再現するお祭り。「ワッソ」とは、韓国語で「来た」の意味で、海を越えてやってきた人を迎える意味を込め、祭りの名前として掲げています。
四天王寺ワッソはメインイベントとサブイベントに分かれています。
メインイベントは巡行と公演。巡行は、四天王寺で国際交流が行われていた当時の様子を再現、四天王寺へ新羅、百済、高句麗、伽耶など半島各国の王や知識人が来訪する様を描き出します。
また、「プンムルノリ」という音楽を鳴らしたり歌ったりしながら道を練り歩く伝統芸能やきらびやかに着飾った女性の舞などが公演されます。
どのイベントもエネルギッシュ。また、当時の民族衣装や民俗楽器などが目新しく、見る者を楽しませてくれます。
サブイベントは、「韓流・阪流広場」と題した催し広場。韓国と大阪の食べ物の屋台、舟だんじりの展示、グッズ販売などがおこなわれ、終日来場者を楽しませてくれます。
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| 太鼓をたたきながら踊る舞姫たち (写真は全て2004年の四天王寺ワッソより) |
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| 舟だんじり回し。 王侯や学者の乗った船が半島から海を渡る様子を表したもの |
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| 往時の国際人達の様子を再現 | 太鼓を叩きながら練り歩く太鼓隊 | 巡行。 各国の威勢を示す旗がはためく |
衣装も派手で、見ているこちらが元気をもらえます。
(演じられる伝統芸能は、年により変更されることがあります)
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|---|---|---|
| プンムルノリ 「風物遊び」という意味で、歌・舞・演奏・遊びが1つになった演戯。打楽器を叩き、踊ったり歌ったりしながら練り歩く。仮装行列的・演劇的な部分を併せ持つ。 (写真は、ワッソでプンムルノリに興じる子どもたち) |
サムルノリ 「四物遊び」という意味。金属製の楽器(ケンガリ、チン)と皮製の楽器(チャンゴ、プ)で構成された打楽器の協奏で、プンムルノリの一部。 (写真は、伝統音楽演奏家・金徳洙【キム・ドクス】によるサムルノリ) |
五鼓舞【オゴム】 民族打楽器の一つであるプ(太鼓)を叩きながら踊る演戯で、5人で構成されたもの。もともとは仏教儀式舞踊の一つ「僧舞」の中で演奏されていたもの。 (写真は、愛・地球博での柳会【ポドゥルフェ】の演戯) |
四天王寺ワッソ
| 場 所: | 史跡難波宮跡公園(大阪市中央区法円坂) |
|---|---|
| 日 時: | 2005年11月6日(日) 10時30分~18時 メインイベント(巡行・公演等) 第1部 13時~15時20分 第2部 15時30分~16時20分 サブイベント(韓流・阪流広場) 10時30分~18時 |
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