
日々の暮らしのなかで、四季の移り変わりを感じる機会が少なくなってきた昨今。
でも、季節感を伝えてくれる日本ならではの行事はたくさんあります。そのひとつが「ひなまつり」。「桃の節句」「上巳の節句」などともよばれ、古くは「源氏物語」や「枕草子」にも登場する女の子のおまつりです。
たとえ雛人形がなくても、華やいだ雰囲気が演出できれば、それで十分!堅苦しい決まり事にとらわれず、ご家族やお友達同士でもっと自由に楽しんでみませんか? |
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古くは「源氏物語」や「枕草子」にも登場するほど長い歴史を持つ祭事のため「ひなまつり」には、さまざまな物語があります。そこでひなまつりにちなんだ雑学をちょっとご紹介。知れば知るほど、ひなまつりが待ち遠しくなるかもしれません。 |
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| 気になるQをクリックして、ひなまつりの素朴な疑問を知ろう! |
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| 今からさかのぼること約千年前の平安時代、貴族の間では、いわゆる人形遊びの「ひいな(雛)あそび」が流行しました。また同じ頃、旧暦3月の最初の巳の日に水辺で身体を清め、自らの汚れを人形に託して川に流すことで、1年の無病息災を祈る祭事「上巳の節句」(じょうしのせっく)が始まりました。その時に流す人形と「ひいな(雛)あそび」の人形が一緒になったのが「雛人形」。各地に伝わる「流し雛」は、その名残なのです。 |
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| はじめは紙や草木などで作られていた人形は、時代を追うごとに形も衣装も次第に立派になっていきます。それにともなって、人形を流さずに飾っておく習慣ができました。江戸時代になると、幕府が3月3日を「五節句」の一つに定めたことから、庶民の間にも女の子の成長を願う「祭り」として広まりました。現在のような段飾りが誕生したのもこの時代。装束やお道具なども平安の宮廷の様子を模したものとされています。 |
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| 通常、雛人形は7段に「決まりもの」と言われる15人が並んでいます。この7、15は陰陽道で縁起のいい数字とされていることから、この数になったと言われます。(ただし、江戸時代には官女が5人、といったケースもありました) |
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一段目
「内裏雛」(だいりびな)。女雛(お姫様)の衣装は十二単。男雛(お殿様)は束帯(そくたい)といういずれも正装です。現在のように、男雛は正面から向かって左、女雛は右に並べるようになったのは明治維新の後。これは西洋式の上座・下座を取り入れたものなのだとか。
(*京都など一部地域では、現在も左右逆に並べるならわしがあります) |
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二段目
三人官女。お姫様の侍女…といっても楽器の演奏や歌を詠むなど多才な女性たちでした。向かって左から銚子、三宝、長柄の銚子を持つ人を並べます。 |
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三段目
五人囃子。いわばお抱えの管弦楽団員なのですが、実はみんなれっきとした貴族の子。左から太鼓、大鼓(おおかわ)、小鼓、笛、謡の奏者が並びます。 |
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四段目
「随臣(身)」といわれるお内裏様のお世話役。向かって左の若者が右大臣で殿のお付き、右の老人が左大臣で姫の担当です。 |
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五段目
「仕丁」(じちょう)と言い、宮中のさまざまな用をこなす人たちです。左側の人は熊手を、中央の人は履き物を、右側の人は箒を持っています。また京風以外の飾りでは、左の人は台笠、右の人は立傘を持っています。 |
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| 旧暦の3月はちょうど桃の花の美しい時期だったことから、女性の優雅さを桃に見立ててそう呼ばれるようになりました。また「桃の実ようにたくさんの子どもを授けてほしい」という子孫繁栄や強い生命力への祈りも込められているようです。 |
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| もともと「雛人形」は、京で生まれた文化。雛飾りのモデルとなっているのは、実は京都御所なのです。橘と桜はそこに植えられている木を表したもので「右近の橘」「左近の桜」とも言われます。 |
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| 白・緑・赤の菱形のお餅を重ねた「ひし餅」。諸説あるようですが、そのうちの一説には、白は雪の降り積もった清浄な大地、緑は新芽の芽吹き、赤は桃の花を表し、春そのものを表現していると言われています。また、菱餅を「おひなさま」に飾るようになったのは江戸以降で、それ以前は新年の飾り物でした。 |
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| 古来、ひなまつりを含む五節句は女性の祭りとされており、女性たちは日頃の疲れを癒すため、近隣の野山に遊びに出掛けるなどして一日を楽しみました。その時、すでにひなあられ様の食品を携行していたようです。また、あられの基本色の桃、緑、黄、白は、それぞれ春夏秋冬をあらわしており「一年中わが娘が健康でありますように」との親の願いが込められています。 |
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| 節句とは季節の節目。そういう意味では、いつまでも飾りっぱなしはNG!です。飾る目安は2月4日の立春頃。遅くとも3月中旬頃までにはしまいましょう。地方によっては、早くしまうほど「早く片付く(嫁に行く)」とか、奇数日にしまう方が縁起が良いという言い伝えもあります。 |
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