| 【審査委員長】
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| 鈴木 胖
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(姫路工業大学 学長・大阪大学名誉教授・住宅電気利用技術懇話会会長)
例年の通り、建築家のための「設計部門」と学生のための「アイデア部門」に分けて作品の募集が行われた。それぞれ36名(46作品)、111名(109作品)の応募があった。今回はアイデア部門の応募が前回(13名13作品)に比べ10倍近い増加になり、しかも全国に広がった。本コンテストの募集要項、1998年から2001年までの入賞作品がインターネット上で公開されており、学生の間でインターネットの利用が急速に進みつつある様子が伺える。
審査は応募作品が大幅に増加したので、12月7日(土)ほぼ丸1日かけて行われた。例年のように、まず先生方が個々に応募作品をすべてチェック、受賞の候補になりそうな作品をリストアップし、それらを持ち寄って作品一つ一つを全員で検討・評価し順位付けをするというやり方で審査を行った。入賞作品は先生方の講評つきで以下に示されている。「設計部門」の応募作品については、電気の利用はほぼ浸透してきており、審査においてはデザインが評価の主なポイントになってきており、先生方の間で激論が闘わされるケースが少なからずあった。「アイデア部門」については今回はじめて最優秀賞作品を選ぶことができた。しかし全体的な印象としては、応募作品の数は多かったが過去の入選作と類似の内容が目につき、インターネットによる情報公開がアイデアの芽を摘んでいる可能性もあると感じさせられた。若い人たちがフレッシュな自分の頭で考え、独創性を発揮する良い機会となることを期待したい。
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| 【審査委員】
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| 東 孝光
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(建築家・千葉工業大学教授・大阪大学名誉教授)
審査会場に入った時の印象は、今年は量、質ともに充実してきたな、だった。実際に見ていくと、設計部門は粒がそろっており、アイデア部門は設計数が飛躍的に増えていて、嬉しいかぎりであったが、結局は、設計部門は甲乙つけ難い作品が並んで傑出したものがなく、アイデア部門はみんな表現が上手いものが多くて、惑わされずにコンセプトやアイデアに光るものを見つけるのに苦心した。以上が今年の私の素直な印象。
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| 【審査委員】
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| 北浦 かほる
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(大阪市立大学大学院教授・居住空間デザイン学)
設計内容と電気の利用面で充実した作品が年々多くなってきたため、図面と写真だけでは優劣がつけ難くなった。デザインだけでなく、住まい方に破綻がきていないか現場でチェックする必要がある。この数年で電化住宅が一般化し、戸建てでは電気利用の有無ではなく電気の使い方を問題にできるレベルになったが、集合住宅ではまだまだその域に達した作品の応募が少ないのは残念である。アイデア部門のプレゼンテーションはいずれもレベルが高くなったが、暮らしそのものを住環境の表情に用いたり、具体性に欠けるコミュニティを求める提案が目につき説得力のあるアイデアが少ないように思われる。
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| 【審査委員】
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| 吉村 篤一
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(奈良女子大学 生活環境学部 人間環境学科教授)
このコンテストも今年で5年目という節目を迎え、両部門とも優れた作品が増加してきて審査も益々熱が入り、喜ばしい限りである。特に設計部門では建築的レベルの高い作品が多く、当落が紙一重になってきており、入賞しなかったものにもレベルの高い作品が多かった。このような時には入賞作品を増やすことができればよいのだが・・・。又、電化の風潮が一般化してきたことは良いことではあり、今後においても住まい手にとって使い勝手の良い電化が望まれるのであろう。
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| 【審査委員】
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| 木村 博昭
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(建築家・神戸芸術工科大学教授)
今回は、応募作品も一挙に増大し、ハイレベルな作品が多かった。建築本来の特に計画性やそのデザイン的視点が問われ、選考にあたっても応募方法の限られた写真情報では判断し難い程の接戦であった。より詳細な実際の使われ方や現地状況が審査の中で問題となった。電化は、もう建築設備として当たり前で、住まいの快適さとは何かという、このコンペの主題である暮らし方や設計者の意図する住宅テーマが問われたことである。
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