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エネルギー/環境

もっと原子力のこと 発電所の耐震設計

図 発電所の耐震設計

 原子力発電所の主要な設備は、徹底した地質調査や過去に発生した地震の調査などから考えられる最大の地震に耐えられるよう設計しています。また大きな揺れを感知すると原子炉が自動停止するなど、安全性を十分に考慮しています。また世界最大級の大型振動台を使った耐震実験で、安全性は実証されています。
 なお、断層関連褶曲*にかかる断層見直しについても、過去に実施した海上音波探査の記録に基づき、平成15年に海域活断層の再評価を行っており、原子力発電所の耐震安全性評価に問題がないことを確認しています。
 現在、平成18年に改訂された耐震設計指針に照らして耐震安全性評価を進めるとともに、準備の整ったものから順次耐震裕度向上工事を実施しております。

*褶曲:
地層が力を受けて波を打ったように曲がっている状態
(地下深部に断層が存在する可能性があるものを断層関連褶曲という)

耐震裕度向上工事の例

 現在、当社は新耐震指針に照らした耐震安全性評価を進めていますが、施設の耐震性を一層向上させるため、準備が整ったものから工事を実施しています。

例:<美浜発電所2号機 格納容器冷却水クーラ支持脚の強化工事>
図 例:美浜発電所2号機 格納容器冷却水クーラ支持脚の強化工事
写真 例:美浜発電所2号機 格納容器冷却水クーラ支持脚の強化工事
 格納容器冷却水クーラは、原子炉のある格納容器内の空気を冷やす役割を持った機器です。耐震重要度は、最も重要なSクラスの設備になっています。
 工事は、鋼製の支持脚に鋼材を溶接して強化するとともに、基礎のコンクリートの幅を広げています。

<参考:他の耐震裕度向上対策の実施状況>

号機 工事内容 定検回 時期
美浜1 格納容器冷却水タンクの支持脚の補強等 第23回 2008.3〜
(予定)
格納容器冷却水クーラの支持脚の補強等
美浜2 格納容器冷却水クーラの支持脚の補強等 第24回 2007.8〜
実施中
美浜3 格納容器内配管支持構造物10箇所の補強等 第22回 2007.4〜
実施済
高浜1 内部スプレイクーラの支持脚の補強等 第25回 2008.3〜
(予定)
高浜2 内部スプレイクーラの支持脚の補強等 第24回 2007.8〜
実施中
大飯2 原子炉補助建屋内換気空調設備ダクトの補強
(15箇所)
第21回 2007.9〜
実施済
格納容器スプレイ系統配管の補強(9箇所)
美浜1、2 取水構造物周辺地盤改良工事 関係せず 2007.10〜
実施中

 今後もこれらの工事を行い、耐震裕度の向上を図ってまいります。

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